ヘナカラーの効果とアレルギー

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ヘナカラーの効果とアレルギー

ブログライターkomichiです。

今日のテーマは、「ヘナカラーの効果とアレルギー」です。

髪をカラーリングしている人は多いと思いますが、今回は、同じ髪を染めるという行為でも、ヘナカラーに注目した記事をまとめていきたいと思います!

ヘナカラーとは?

ヘナカラー塗る前の状態

日本でヘアカラーブームが始まったのは、1990年代からであるといわれています。

この時期から、若者たちの髪が傷んでいたり、薄毛が目立つようになったと、美容師などの専門家で、心ある人たちは感じていたようです!

同時期に、自然食ブームも始まり、科学に偏りすぎていた頭でっかちな社会構造の中のバランスを取るかのように、これら自然との共存に関する考え方なども広まっていったのです!

1998年に、美容師の塩田鹿納命(しおたかなめ)氏は、ヘナカラーについての本を出版、1983年頃からパーマやヘアダイを最小限に抑えて、人間が本来持っている髪の素材を壊さないようにしながら生かす方向で、植物染料であるヘンナの研究を始めました。

ヘナカラーの粉の状態

これが、日本にヘナカラーブームを生み出すきっかけとなったのです!

塩田氏は、1999年から、全国の市民や美容室などに、ヘナカラーの普及を促す講演会を開催しながら、ヘナカラーについての知識を広めていったのです!

ですが、残念ながら、間違ったヘナカラーの情報がまかり通ってしまい、さらにはまがいものの商品まで流通するようになり、誤解を受ける結果も引き起こしたのです。

ヘナカラーとは、植物を使った染料ですが、実は白髪しか染めることが出来ないのです。

そして、ヘンナの染色させる力は、葉に含まれている赤色色素が髪の内部のケラチンに絡みつくことで、髪の毛が染まるのです。

元々、塩田氏は、髪を染めることで痛みを引き起こしている人達に、安心で安全なカラートリートメントを提供したいという思いから、このヘナカラーの開発をしてきました。

そして、一般的にはヘナカラーに使うものは、「ヘナ」と呼ばれているのですが、植物図鑑や化粧品の表示名称、そして学術的なことを調べようとすると、ヘナではなく、「ヘンナ」となっています。

ですから正式名称は「ヘンナ」なのですが、ここでは一般的に分かりやすく、ヘナカラーという言葉を使いますが、正しくは「ヘンナ」であることをご理解いただければと思います。

個人的にも、一時期、この塩田氏が開発し販売しているヘナカラー用の粉を購入して使用していたことがありますが、とても艶が出て、気に入っていたのです。

ただ、これは少し手入れするときに手間がかかるためと、ネットでの購入のため、忙しい合間を縫って続けていくのはそう簡単ではなかったためと、家族から髪の色が赤すぎるという指摘を受けて、おかしいと言われるようになり、個人的にも、できれば黒髪がいいと考えたので現在は行っていませんが、個人的にヘナカラーをやってきて理解できたことは、とてもいいというものでした。

一人で出来るものでもありますが、不器用な人や髪の長い人は、ちょっと難しいかもしれません。

個人的には家族の手を借りて、ヘナカラーを塗ってもらって、数時間そのままにして、自分で洗い流していましたが、髪にヘナカラーを塗ってもらった直後は、植物のエネルギーが頭皮から体に入っていき、あくびを何度もするほどリラックス出来て、とても気持ち良かったのです。

髪の艶にも効果的であり、ヘナカラーをすると、さらさらの髪になりました。

昔から髪は、人間の血の余りで出来ていると、中医医学では考えられてきたのですが、血が体にたっぷりめぐっている人の髪はふさふさになるといわれていて、これには体の臓器でいうと、腎臓、泌尿器、そして性殖器が関係していると考えられていて、これらの臓器の働きが活発であることが、髪の美しさに関係しているといわれてきたのです!

ですから、中医学的観点から髪を見ると、血や腎のエネルギーによって保たれていると考えられてきたのです。

髪は女の命とも言われるのは、この辺りに関係があるのだと、個人的にも感じるのですが、なぜなら、腎は腎臓のことだけではなく性殖器も関係しているのですから、子供を生む性を持っている女性にとって、この働きが活発であることは、体の中で健康な胎児を育み、生み出すことが出来るということでもありますから、中医学的に言われていることは、信ぴょう性があるなと思うからです。

腎機能は、元気の源でもあると言われていて、ここの働きが悪くなると、人間の髪や体は弱くなると考えられてきたのです。

長年美容師をしてきた塩田氏の考え方によると、髪はその人の健康のバロメーターでもあると考えられるというのです。

髪の毛は女性ホルモンでコントロールされているのですが、長年の美容師経験から、髪にトラブルのある部分は、体の不調を訴えているところでもあると、確信されているようです。

個人的経験ですが、ひどい体調不良であった頃は、髪の艶だけではなく、気が付くと薄毛にもなっていたこともあり、これらは個人差はあるでしょうが、何らかの関係があるのではと、個人的経験から理解してきました。

その後健康を取り戻すと、髪の不調も改善されましたので、まったく関係がないとは言い切れない部分もあるのでは?と考えられるのです。

ヘナカラーに使うヘンナは安全に髪を染めることが出来るものです。

先程も書いたように、基本的には白髪しか染まらないと言われていますが、黒髪でもヘナカラーを塗る頻度や、その人が持っている髪質によっては髪の色が変わる場合があります。

個人的経験ですが、私の場合は、ちょっと赤茶な色になっていました。

現在はヘナカラーをお休みしているので、普通の黒髪に戻りましたが、光が当たるとやたらと赤く見えたと家族が教えてくれました。

ヘアカラーとしては、自然な色という意味においては、光の当たり具合で赤い色が目立ったので、不自然にも見えたと家族は言いますが、それ以上に髪の艶はかなり良かったようです。

開発者の塩田氏の話によると、ヘナカラーは、経皮毒というものを逆手に取った発想から生まれたものだといいます。

経皮毒ってなんですか?

経皮吸収という言葉がありますが、人間の体が皮膚から物質を吸収することをいいますが、この吸収されるものに毒性や有害な物質が含まれているのを経皮毒といいます。

ヘナカラーの経皮毒

現在では、これはそれほど気にするものではないと考えるほうが一般的であり、あまりにも気にしすぎるのはナンセンスだという意見もいろいろとあり、何を選びどうするかは、一人ひとり体質も違うので誰にも決めることが出来ませんので、このあたりの論争に関しては、個人的見解としては、出来る限り必要ないものは体に入れない方がいいだろうけれど、バランスが取れていれば人間の体はとてもよく出来ているので、守ってくれる機能が自律神経などが乱れていないかぎりはしっかりと働くので、神経質になりすぎることはないのでは?

と考えています。

そして、経皮毒の嘘という論争などの記事を読んで思うことですが、外用薬は皮膚を通るとか、いろいろな考えがありますが、先程からも書いたように、人間の体は体質なども一人一人違うので、本人の感覚が大事だと感じますので、理論でどうこう言える世界でもないのかなと考えています。

要するに、論争自体したくないということなので、経皮毒については、さまざな意見が出ている現在、個人的にはスルーしたいものでもあります。

ヘナカラーはこの経皮毒を逆手に取ったものと書きましたが、植物を頭の上にのせて、その力を得ながら髪を染めることが出来るというのが、ヘナカラーの特徴です!

植物の力で、肩こりや頭痛が治ったというお便りなども頂いているようですし、個人的経験ですが、ヘナカラーをしたときに、植物は体を冷やす作用もあるため少し寒いと感じることもあったり、塗った直後に頭痛が起きてすぐに良くなったなどという不思議な経験もしてきましたので、植物によるなんらかの健康に対する改善の力が働いているのではないかと経験からも思います。

それではヘナカラーの効果を見てく前に、この植物について理解を深めていきたいと思います。

ヘナカラーに使われるヘンナは、科名はミソハギ科、和名は指甲花(しこうか)で、北アフリカインド、東南アジアなどの水はけの良い場所の日当たりの良い場所で育つ植物です。

3~6mに育つ自然の低木樹木で、この木に咲く花は白で、葉は長さ2cmの緑色、ヘナカラーに使われるのは、この葉っぱの部分で、これを粉にして、染料に使われるのです!

ヘナカラーに使われる植物

ではなぜ、ヘナカラーで髪が染まるのか?

その原理ですが、この、ヘンナの葉に含まれている「ローソン」という赤色色素の影響で、染めあがりはオレンジ色(赤色)になり、髪に艶&コシを与えてくれるのです。

古くから、ヘナカラーに使われる染料は、人間が爪や眉、髪、ひげなどを染める染料として使われてきたのです。

ヘンナを使ったボディーペインティングなどもありますので、体になんらかの模様などを描いて楽しんでいる人もいます。

そして、ヘナカラーに使われるヘンナの花は、メンディーという精油となって香水として珍重されてきて、アラブでは宗教的な祝祭に使用されているようです。

フランキンセンスという精油なども、宗教的な儀式のひとつに使われていて、古代エジプトで太陽崇拝の儀式のときに使われていたと言われていますから、これらの植物から出来る精油などには、なんらかのエネルギーがあると考えられていたようです。

インドの伝承医学であるアーユルヴェーダでは、ヘナカラーに使われるこの植物は、潰瘍や切り傷、炎症などに使われていたといいます。

そして、香水にも利用されるヘンナの香りは、聖書で「カンファイアー」と呼ばれていたといいます。

世界で最も品質の良いヘンナは、インドのラジャスタン地方で育ち収穫されているものだといわれていますが、ここは日中の平均気温がなんと50度、夜は平均10度という日本では考えられないような気温差が激しい地域だと言われています。

ヘナカラーは白髪だけにしか染まらないという特徴を理解していない業者、美容室、そしてお客がいることで、実はヘナの風評被害が広がったと言われています。

普通の黒髪も染まると勘違いをしたことで、ヘナカラーが悪い印象になったということのようです。

ヘナカラーは若い人のカラーリングには向いていないので、そこは間違えないようにしたいものですし、髪の傷んだ若者には、ヘナカラーをすることで、髪に艶を与えることができる効果があるので、カラーリング目的ではなく、トリートメントとして使用するほうがおすすめです。

ヘナカラーの効果

ヘナカラーの効果は?

ヘンナの葉には収れん作用があるといいます。

これは、タンパク質を変性させることで、組織や血管を引き締めるということなのですが、これが毛先にあるキューティクルを形成しているタンパク質を変性させて引き締めるので、ヘナカラーを続けていると、髪にコシや艶が出て来る効果があるのです。

ヘナカラーの効果は、カラーリングにはないものがあり、それは安全で簡単であるというものです。

近年、カラーリング剤の開発が進み、髪をできるだけ傷めないようなものなども作られていますが、ヘナカラーは植物からできているのでかぶれ、皮膚障害、視覚障害などが起こる危険がほとんどないのです(これについては後述しています)!

実はヘンナでかぶれたなどの苦情が多くあったときに調べたそうですが、それは100%ヘンナではなく、化学染料を含んでいたまがいものだったことが分かっています。

ヘナカラーをしたのに、白髪も染まらなかった、効果がなかったという声が、国民生活センターに入ったため、2006年調査を実施していて、いわゆる一般的にドラッグストアなどで売られていたヘナカラー商品などには、ヘンナの髪を染める赤色染料であるローソンの含有量が驚くほど少なかっただけではなく、まったく含まれていなかったものもあったようです!

これではヘナカラーの効果は出てこないのは当たり前で、いわゆる100%ヘンナではないまがいものが数多く出回っていたということで、公正取引委員会は、ある4社に対して2007年6月に排除命令を出すほどの騒ぎに発展したこともあったようです。

これらのまがい物をさけ、ヘナカラーをしたいと考えている人は、100%ヘンナといわれている商品を手に取らないと、効果は出てきませんのでご注意ください!

そして、それ以上に注目したヘナカラーの効果は、すでに書いたように、実は髪のトリートメントとしての効果がとても高いものであるといわれています。

先程も書いたのですが、ヘナカラーをやっていた頃は、光の当たり具合で、赤い色が目立っていたのですが、客観的に見ている家族から見れば、その色以上に艶がとても良かったということですから、相当トリートメント効果は高いことが、経験からも分かります。

週に一回、ヘナカラーを行うことで、いたんだ髪、くせ毛の人などの髪が非常に綺麗になるといわれています。

その効果はすでに個人的にも実感していますが、何度も書くように、効果を高めたいのなら、100%純粋なものを使用しなければなりません。

そして、植物を使ったお手入れ用品は、すでに書いてあるとおり、手間がかかるので、多くの人は化学染料などの手軽なもので簡単に済ませていますが、これもまた選択ですから、なんの効果を得たいのかという本人の意志ですので、個人的に否定することはありませんが、植物を使った商品は、それなりに時間も手間もかかるということを覚えておいてください。

その代わり、カラーリング目的ではない使い方なら、かなりのトリートメント効果を得られます。

では、ヘナカラーのやり方についての情報をシェアしていき、効果的な使い方を見ていきます。

↓商品によって作り方は若干違ってきますが、参考にしてみて下さい。

まず、植物は毒性を持っていますので、人によってヘンナが体質に合わない方もいるので、始める前はパッチテストなどを行い、自分は使って大丈夫かどうかを確かめてください。

● プラスチックかガラスの入れ物(深さのあるもの)に、ヘンナの粉を入れ、ぬるま湯を少しずつ加えながら、マヨネーズくらいの柔らかさになるくらいまで溶いていきます。
● コツはだまにならないように、少しずつお湯を加えていいくことですが、慣れれば簡単に出来ます!
● 作り終わったら、ラップなどをかぶせて、常温で丸一日置いておきます
● すぐに使えないのは面倒ですが、これが自然の植物を使うという手間になります
● こうやって丸1日置いておくことで、水分と粉が混ざり合うので、染料としての効果が高まるのです
● 素手で塗ると手や爪が染色するので注意しましょう、必ず手袋をしてから塗っていきます
● 頭皮に揉み込みながらここにもつけていく感じでしっかりと塗っていきます
● 生え際はクシをつかってなじませていけば大丈夫です
● 塗り終わったら髪をまとめてヘンナが垂れ落ちないようにして1時間以上置いておきましょう。
● 塗布時間は長ければ長いほど効果的です
● シャンプーで洗い流して終わりです

理想的には1週間に1回トリートメントをヘナカラーで行うことが望ましいのですが、月に2~3回ほどでもOKです。

髪の長さによって、ヘンナの粉の量は次のような目安で使ってみてください。

● ショート・・・粉30g ぬるま湯150cc 
● セミロング・・・粉60g ぬるま湯300CC
● ロング・・・粉100g ぬるま湯500cc

植物染料オイルを一緒に使うと、ヘナカラーのときに効果がさらに出てきて頭皮が温まるので、染着力が高まると言われてす。

これは、ごま油、ひまし油、ユーカリ油をブレンドしたもので、ヘンナ専用オイルとして売られています。

一度溶いた粉は、丸一日置いて使った後、残ったものは捨てたほうがいいようです、カビが生えたりしますので、長期間の保存は出来ません。

ヘナにアレルギーは?

ヘナカラーにアレルギーはあるのか?
ここからは、ヘンナのアレルギーについて情報をシェアしていきます。

すでに書いてあるとおり、植物は自分の身を守るために防衛機能を持っていますから、もちろんヘンナでかぶれやアレルギーを起こす人もいます。

ヘンナに含まれているローソンが多いと、敏感な人は反応してしまい、かぶれやアレルギーを引き起こすことが分かっています。

アレルギーがあるかどうかを確かめるためにも、ヘナカラーを行う前は、パッチテストをしっかりと行っていってください。

ヘンナも植物である以上、人間にアレルギー反応が起こらないとは言い切れませんし、自然界は常に移り変わっていて、昨年収穫できたヘンナと今年のものでは量や出来は違うのが当然なので、これらのことも考慮にいれて、アレルギーについては考えたほうがより俯瞰して物事が見られると思います。

アトピー性皮膚炎などのアレルギーを持っているかたで、ヘナカラーをしたいと考えている方は、辞めたほうが無難であるようですが、人によっては体調の良い時にパッチテストをやってみて、大丈夫であれば行っている方もいるようですので、一概にダメとはいえないようですが、考え方としては控えたほうがいいと言われています。

皮膚科で聞いてみたりして、アレルギーを持っている方は、使うかどうかを決められるといいのではないでしょうか?

植物アレルギーに関しては、その人の生活習慣や食生活が関係する場合もあると言われていて、一概に植物が悪いという認識にはならないと考えられます。

不自然な生活スタイルを続けてきた人が、ある日自然なものを使ってみようと植物を使った結果、なんらかの反応を起こし、アレルギーとして出たという考え方も出来るようです。

よく、漢方薬を飲んだり、体にいいからという理由で、体質改善を始めた人が、最初の頃、好転反応に悩まされるということがあるのをご存知だと思いますが、それまでの生活習慣で体内に溜まっていた毒素が、漢方薬や体質改善を始めたことで、出てきたというものですが、アレルギーに関しては、このような捉え方もありますので、一つの目安にしてください。

そして、植物は特性を知ったうえで、正しい使い方をするようにして、アレルギーなどに悩まされないよう、自分にとって必要な情報を得ていくことも大事なポイントになります。

今回は、ヘナカラーの効果やアレルギーについての情報をみていきました。

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