津波注意報と津波警報の違いは?音は?

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津波注意報と津波警報の違いは?音は?

ブログライターkomichiです。

今回のテーマは、「津波注意報と津波警報の違いは?音は?」です。

よく考え見れば、津波注意報と津波警報は言葉が違いますから、なんらかの違いがあると気づくのですが、意外と盲点となっていて、聞き流す人も多いのではないかと思います!

今回の記事では、この違いについて情報をまとめていきます!

津波注意報と津波警報の違いは?

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近年、世界中で地震が多発していますが、東日本大震災の経験から、日本ではある程度の大きさの地震がくると、津波注意報や津波警報などに注目するようになっています!

大きな津波が、たくさんの人の命を飲み込んでしまった東日本大震災、個人的にもこの地震の経験者ですが、まさに映画で見るような状態で、もしこのまま天井が抜け落ちて自分が生き埋めになったらどうしようという恐怖心と、いつまでも強い揺れが収まらない現実を前に恐怖を感じながらも、意外とどこかで大丈夫だと感じていたことをよく覚えています。

この経験から、日本人は学び、その後揺れが大きいときには、それ以前よりも増して、気象庁などがしっかりと津波注意報や警報をネットやテレビ、ラジオなどで国民へ伝えるようになり、2013年から、気象庁は津波警報発表方法や表現を変更し、新しい運用をするようになったのです!

そして、実は津波の予想は難しく、マグニチュード8を超えるような大きな地震がやってきた場合、ただちに、精度が高い予想を立てる事ができないので、この場合巨大とか高いという予想で表現し、発表される情報にも、ただちにどうこうということはないけれど、十分注意するようにという表現方法をしているのをよく見かけます。

自然相手でもありますから、人間の予測を遥かに超えた出来事になってしまう場合がありますので、これは本当に難しい判断だと思われます!

2016年現在では、気象庁は地震が発生したら規模や位置をすぐに推定して、これを元に沿岸で予想される津波の高さを求めて、地震発生後3分で、津波などの予想を発表するのです。

一部の地震については、最速2分で速報を発表するそうですから、現場はかなり緊迫した状態で、職員などが動いていることがこれらの情報で分かります!

一見津波注意報と警報は、同じなのかなと思ってしまいますが、実は違いがあるのです。

一体どんな違いがあるのか、分かりやすくお伝えしていきます。

津波注意報とは、津波による災害が予想されるというものです。

そして、津波警報は、津波による甚大な災害が予想される場合に出されるものになります。

津波注意報は、気象庁の基準によると、波の高さが0・2m以上1m以下で、津波による災害が心配される場合に出されます。

津波警報は、予想される波の高さが3m以下の場合に出されるものになり、さらに大きな大津波の場合は、波の高さが3mを超えるため、大津波警報という呼び方をします!

津波警報ではなく、危険度の高い大津波警報は、特別警報に位置づけられていて、この発表がされたら、ただちに地元の市町村の避難情報に従い、適切な行動を取るようにと促しています!

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特別警報が出ると、その地域は、歴史の中で経験したことがない重大な危険が迫っていることを意味しているので、油断出来ない状態なのです!

津波注意報は、一般的には海岸に近づかないようにという呼びかけをされますが、津波警報になると、河川沿いや沿岸、低地に住んでいる人は、ただちに高台へ避難するようにとの呼びかけがされるのです!

そして、たとえ警報が出ていない場合でも、油断はやはりしないほうがいいので、身の安全は自分で確保するように動くことが大事なポイントになります。

人間にはなんだかやばいと感じる第六感もありますので、情報を見ていきながら、そういったものも活用し、身の安全を確保することが大事です。

東日本大震災でも、なんだかやばいと感じた人たちが、情報だけに頼らず自らの感覚を信じて高台へと避難して助かった方も多く居たといいますから、あながち馬鹿には出来ないのが、人間の未知の能力でもあると個人的には思います。

津波注意報や警報の、意外と知らない違いは、こんな細かい分け方をされていて、国民の安全を守るために気象庁は地震が起こると速攻で動き、最短2分で発表しているというので、さすがだなとその存在に有り難みを改めて感じます。

こんな違いが津波注意報と警報にはありますので、細かいですが、覚えておくと安心ですね!

津波の高さの基準と危険度は?

ここからは、すでに書いていますが、津波の高さの基準や危険度、さらには、その時取るべき行動などについての情報をまとめていきます!

まず、津波の高さの基準のおさらいをしていきましょう。

津波注意報は、波の高さが0・2~1m以下のものになり、警報になると1m以上3m以下の高さになり、高いという表現をします。

大津波警報になると、予想される津波の高さが3mを超えてしまう場合に出されるものなので、巨大という表現を使います。

特別警報になる大津波警報には、十分注意したほうが良さそうです。

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そして、危険度が一番大きいのは、もちろんこの特別警報になる大津波警報になります、しっかりとこれを覚えておいて、違いを地震が起きたときに情報を照らし合わせて瞬時に理解できるようにしておくと安心です!

それぞれの波の高さによる危険度については、どういった見解を持てばいいのでしょうか?

気象庁が発表している、想定される被害、そして津波注意報や警報などが出た場合の、私達がとるべき行動について見ていきましょう。

まずは、津波注意報が発令された場合です。

この場合、海のなかにいる人は、速い流れに巻き込まれます。

養殖イカダなどは流出していき、小型船舶は転覆する恐れがあり、仮にこの時点で海のなかに入っている人がいる場合、とにかく一刻も早く出ていき、海岸から離れるように行動してください。

津波警報が発令されると、高い波の恐れが高くなり、危険度はさらに増します。

注意報とは違い、かなり深刻度が高くなりますので、浸水被害、そして人が波に巻き込まれやすい状態になっていますので、沿岸部や川沿いにいる人は、すぐにその場を離れ、高台や避難ビルなどの安全だと考えられる場所へ移動しましょう。

特別警報になる大津波警報になると、さらに自体は深刻さを増していきます。

木造家屋などが全壊、大きな津波の流れに人間が巻き込まれていきますから、とにかく一刻も早く安全な場所へ避難するようにしましょう!

震源が陸地に近いと、気象庁が発表する津波警報が、津波襲来に間に合わない自体となることも、自然現象を相手にしていますから当然ありえる話なので、大きな揺れを感じたり、弱い揺れでも長く続いたとしたら、直ちに避難するようにしましょう。

ここなら安心と思い込まず、とにかく出来る限り高い場所へと避難するようにし、津波は長い間繰り返し襲ってきますので、気象庁から津波警報が解除されるまでは、気を引き締めて自らの安全を守るように心がけてください。

場所によっては、津波注意報や警報が発表された時点から1時間以上遅れて津波が襲ってくる場合もあります。

気象庁は津波予報区を66区域に分けて注意報や警報などを発表します、この違いによって自分が住んでいるところは安全かどうかを確認するようにしていきましょう。

巨大という言葉が発表された場合、東日本大震災のときと同じ希望の津波がやってくる可能性が高いので、すぐに高い場所へ避難してください。

気象庁が地震の規模を正確に把握した場合、予想される津波の高さを、1m、3m、5m、10m、10m超えの5段階で発表しますが、津波は何度も襲ってきて後からやってくるもののほうが高くなることがありますから、気を引き締めて情報を聞きながら対処するようにしましょう。

かなり正確に情報を把握することが出来るようにはなった現代ですが、人間の予測を遥かに超えた動きを自然現象が行なうことのほうが多いので、とにかく身の安全確保だけは怠らないようにしてください。

津波注意報と津波警報の音は?

ここからは、津波注意報と津波警報の音の違いについて情報をシェアしていきます。

当然の話ですが、津波注意報、津波警報、大津波警報では、サイレンの音が違います。

実際に聞いていただくのが一番分かりやすいのですが、音自体は同じで、鳴っている長さによって違いがありますので、そちらのご説明をしておきます。

● 大津波警報・・・3秒⇒2秒(休止)⇒3秒⇒2秒(休)⇒3秒 試聴(音量に注意して下さい)
● 津波警報・・・5秒⇒6秒(休止)⇒5秒          試聴(音量に注意して下さい)
● 津波注意報・・・10秒⇒2秒(休止)⇒10秒        試聴(音量に注意して下さい)

大津波警報の音は、休止を挟んで小刻みに鳴り、津波警報は音が長く、津波注意報は音のトーンが他のものに比べて高くなっています!

この記事をまとめるために、これらの音の違いを理解するために聞いていると、我が家の愛猫が2匹とも嫌がって逃げてしまいましたから、嫌な音に聞こえたようです。

緊急状態ですから、こういった音になるのは仕方がありませんが、地震が起きた状態の後に、このような不安をもっと煽るような音が鳴ると、不安をさらに増大させてしまうと思いますが、このような音が鳴った場合、直ちに行動するようにしてください。

そして、スマホやアプリなどが緊急時にエリアメールで情報発信をしてくれるので、こちらの音についてもご説明しておきましょう。

こちらはiPhoneやアプリによって違いはあるかと思いますが、震度4以上の強い地震が予想される地域に住んでいる方に、スマホなどから発信される音になります。

地震が起こる数秒~十数秒前に鳴る音になります。

地震はアラート音で、津波や災害避難だとメロディー音が鳴ります。

個人的にも、東日本大震災後、この音が鳴るようにiPhoneを設定しておいたら、大きな地震がくる数秒前などにこの音が鳴りました。

ただ、鳴ったから絶対に地震が来たかというとそうでもない場合もありましたので、あくまでも目安にはなりますが、ないよりは安心ではあるかと思います。

こちらの、iPhoneから鳴る災害時、地震が来るよという音は、やはり愛猫が非常に嫌がってすぐに部屋から逃げ出してしまいました。

しかも、外出先でこの音がなった場合、周囲の人も同じ設定にしている場合が多いため、街中や電車の中などで、この音が一斉に鳴り響いってそれはそれはすごい状態になるんだとか!

災害時ですから仕方がありませんが、次のような感想が飛び出していますので、一応ご紹介しておきます。

● うるさい
● びっくりした
● 起こされた
● 災害だから仕方ない
● 周囲も同じ音がするから異様だ

寝ているときにこの音が鳴ると、かなり驚く方もいるようですし、ぐっすり眠りすぎてまったく役立っていないという方もいて反応は様々です。

2011年3月11日に起こった東日本大震災で、津波注意報や警報について反省すべき点があったことから、気象庁は2015年3月7日から新たな運用体制をはじめました。

それまでは津波については、すでにご紹介したように高いという言葉しか使用してこなかったのですが、新たな運用体制では、巨大という表現を使い始めました。

ちなみに津波防災の日というものが制定されていますが、これは毎年11月5日になります。

3月11日にしなかったのは、被災された方がの心情を考慮したからです。

嘉永7年11月5日に、安政南海地震が起こった日付と同じなのです。

これは安政大地震とも呼ばれていて、起こった当時は「寅の大変」とも呼ばれていました。

この地震で、南海道や東海道を大きな津波が襲いました!

このときに、紀伊国広村で、醤油醸造業を営んでいた濱口梧陵(はまぐちごりょう)が、稲藁に火を付けて津波の襲来を村人に知らせて避難させたという実話があります。

敏速な行動で、多くの人の命を救った行動は、小泉八雲が「稲むらの火」という物語にして、その後小学校の教科書にも掲載されたといいます。

誰かの行動が、誰かの命を救う、人は人と助け合って生きているということを、災害のときには、強く感じてしまいます。

今回は、津波注意報と警報の違いや音についての情報をまとめていきました。

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