犬が下痢や嘔吐を繰り返すのは病気?原因は?

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犬が下痢や嘔吐を繰り返すのは病気?原因は?

ブログライターkomichiです。

今回のテーマは、「犬が下痢や嘔吐を繰り返すのは病気?原因は?」です。

近年、犬を飼う人よりも、猫を飼う方が劇的に増えたことで、家庭で人間と一緒に暮らしているのは猫のほうが多くなったといわれていますが、それでも犬好きにとっては、この愛すべき生き物の存在には、相当癒され、家族として一緒に暮らせる幸せに、日々浸っているのではないかと思います。

個人的に、犬でも猫でも昆虫でも、さらに爬虫類でも、あまりにも見た目がグロテスク過ぎなければ、生き物すべてを愛おしいと感じる、ちょっとエゴチックな偏りのある生物愛を持っていますが、あなたはどんな生き物が好きですか?

この記事では、犬が下痢や嘔吐を繰り返す姿を見て、心配されている方もいるかと思いますので、いったいなにが原因となっているのかといった情報をまとめていきたいと思います。

犬が下痢(ゼリー状)を繰り返すの病気?原因は?

犬が下痢をする原因は?

まずは、犬が下痢をした場合、いったいどんな原因が考えられるのでしょうか?

犬がゼリー状なども含む下痢をした場合、まずは次のような原因が考えられます!

● 細菌・・・サルモネラ菌という、食中毒で有名な菌や、大腸菌など、他にも数知れないほどの細菌が原因となって起こる犬の下痢で、大腸菌に侵され、下痢を繰り返す犬がそばにいると、人間にも感染する恐れがありますので、注意が必要となります。
● 寄生虫・・・子犬に多くみられると言われている下痢を繰り返す原因で、コクシジウム等原虫や、ジアルジアと呼ばれる小型の寄生虫や、回虫、条虫、鞭虫(べんちゅう)などの大型のものなどがいます。
● ストレス・・・恐怖感を強く感じたり、強いストレスを感じることで、自律神経にアンバランスが起き、腸の蠕動や運動などが亢進してしまうことで、犬は繰り返し下痢を起こしてしまうのですが、飼い犬に一番多い症状であると言われている面もあるようです。
● ウイルス・・・犬が繰り返し下痢をする場合、病気や症状の原因が、ウイルスであることもあるようで、次のような種類があると言われています!

ジステンパーウイルスといって、犬が下痢をするだけではなく、神経症状や、目やにや鼻水などの症状も見られるものや、カンピロバクターといって、下痢をしていない犬にも、少しいるという場合があるウイルスもいて、さらに、バルボウイルスといって、犬のウイルス性の下痢では頻繁に見られるといわれているもので、これは激しい嘔吐と下痢をするだけでなく、犬の死亡率も高い、怖い伝染病です!

犬が下痢を繰り返す原因は他にもあり、腫瘍だったり、膵外分泌不全という病気などや、胃腸炎、誤飲、IBD(炎症性腸疾患)、大腸性下痢症が原因となって、犬が下痢を繰り返すこともあります。

腫瘍は、高齢の犬に多い下痢で、腺癌や、小腸にリンパ腫が出来たりしますが、人間と違って大腸がんは、犬に比較的少ないという報告がされています!

シニアになった犬の、慢性の下痢には十分注意をしてください。

それでなくても体力が衰えているシニア世代の犬ですから、下痢を繰り返すだけでも、体へかなりの負担があると考えられます!

膵外分泌不全は、内分泌と外分泌に分かれた犬の膵臓の機能の中で、外分泌機能が損なわれた状態で、膵臓は脂肪を分解する臓器ですから、その一部が損傷しているので、膵臓から酵素の分泌がされなくなるため、食べた脂肪を分解できないため、白い脂肪便が出るのです。

犬の病気と下痢や嘔吐の関係

そして、かなりの勢いで食事をするのですが、いくら食べても痩せていくという状態になります。

より分かりやすく、犬が下痢を繰り返す原因の一つになる、膵外分泌不全のことを表現すると、消化酵素が十分に働くなったという状態なのです!

犬の膵外分泌不全の症状は、次のようなものになります!

● おならや便が多くなり、便の臭いは油が腐ったような感じ(脂肪便)
● たくさん食べるのに太らない
● お腹が鳴る
● 小腸性の下痢
● 食糞行動が見られる

食糞行動とは、読んだ通り、犬が自分の便を食べるという行為ですが、自然界では、意外とこれを普通に行うこともあるようです。

犬は元々、残飯を漁って生きてきた動物でもあるので、食糞は、その延長上にある行為だと言われていますが、現代では、人間と一緒に生きるという環境にいるわけですから、やはり、このような状態はあまり良いといえないものでもあります。

犬が下痢を繰り返す原因のひとつとなる膵外分泌不全の原因は、次のようなものが関係しているといわれています。

● 慢性膵炎
● 膵臓の萎縮
● 遺伝

慢性膵炎は、シニア犬が膵臓に炎症を起こし、これが慢性化してしまったという状態です!

膵臓の萎縮は、原因がよく分かっていませんが、若い犬に発生しやすく、書いた通り、腎臓が萎縮してしまうのです。

遺伝は、この症状がシャーマンシェパードに、やや多いことから、もしかしたら、なんらかの遺伝要素が関係してるのではないかと考えられているのです。

犬が下痢を繰り返す原因の一つになる、膵外分泌不全を治療する方法は、現在のところ食事療法と、酵素を補給することです。

誤飲は、散歩中に除草剤のついた草や、毒性のある植物を口にしたとか、人間の薬などを誤って飲み込んだといったものです。

胃腸炎は、様々な原因が関係して起こる症状でもあり、犬が下痢や嘔吐を繰り返してしまっている場合、考えられる原因としては、かなり多い状態だとは言われています。

原因は次のようなものです。

● 肝臓疾患、膵臓疾患、アレルギー、腫瘍、腎臓疾患、ストレス
● カビやバイキンなどの腐った食べ物を食べた
● ゴミに混入しているビニールや、骨などの消化出来ないものを食べた
● 合成洗剤や、人間の飲むアスピリンなどを誤飲した

犬は雑食なので、とにかくなんでも口に入れたがる傾向がありますので、十分注意してあげてください。

猫は、ニオイを嗅いで、自分に必要ないと感じたものは口にすることは滅多にないので、このあたりは安心です。

犬が下痢を繰り返す原因の一つであるIBDは、原因がよく分かっていません。

免疫の反応ではないかといった説もあるようですが、原因が分かっていないため、予防も現在の所は出来ないといわれています。

症状は、慢性的に繰り返す下痢や嘔吐で、軽い場合は症状を出さないと言われていますが、重症化すると、蛋白漏出性小腸症という、消化粘膜から、血漿蛋白が胃腸管腔へ大量に漏出してしまい、低蛋白血症を引き起こす病態を起こす場合もあります。

この病気の治療法は、フードが関係してる場合、原因物質を取り除いているドッグフードに切り替えるとか、抗菌剤や消炎などの薬を投与します。

大腸性下痢症は、大腸が原因となって、犬が下痢を繰り返す症状ですが、次のようなものが見られます。

● しぶり便(便を出そうとするのですが出ない)
● 嘔吐をしたり、おしりをかゆがる
● 便の回数が増える
● 粘膜便や下痢便をする

原因は以下のとおりです!

● 菌や寄生虫に感染した
● 慢性腸炎、尿毒症、アジソン病、腫瘍などの他の疾患が関係している
● 骨や毛など、消化できないものを食べた
● 繊維を大量に食べてしまったことで、腸内細菌が過剰に増殖した
● 過敏性腸症候群
● 抗コリン薬や抗生物質

この症状を治療する方法は、絶食させる、基礎疾患の治療、対症療法などです。

犬が下痢を繰り返す原因や病気はいろいろとありますので、よく観察して、すみやかに獣医の元へ連れて行ってあげてください。

ときに、犬が下痢を繰り返す原因などが、よく分かっていない人間側が、なんと「正露丸」を与えることがあるようですが、中毒を起こす可能性がありますから、絶対にやめましょう。

犬が下痢を起こし、この症状を繰り返す場合、大腸性の下痢となっている場合、より細かく分けると、大腸性と小腸性の下痢があると言われています。

● 大腸性・・・ストレスが原因となって、下痢を繰り返すことが多く、一度に便をする量は少なめだけれど、回数が多くなり、ゼリー状の粘膜が出たり、鮮血が混じることもあり、犬の食欲は普通にあることが多く、体重減少などは少ない
● 小腸性・・・胃腸障害が原因となっていて、一度の便の量は多いので、回数は少なめですが、食欲がなく痩せていき、腸から出血している場合、便が黒くなることもあり、嘔吐する場合もあります。

この場合、大腸性なら食事は普通に与えて良いと言われていますが、小腸性の場合は絶食させ、1日胃腸を休めてから、おかゆなどを与えると良いといわれています。

なにはともあれ、犬が下痢を繰り返してしまっている場合、原因はいろいろとありますが、人間同様、ゆっくりと休ませてあげることが大事です!

引っ越しなどをしたということが、犬のストレスの引き金となって、下痢を繰り返す原因となってしまうことありますので、環境の変化などにも、気を配ってあげてください。

犬が下痢を繰り返す症状を見せたときに、獣医の元へ連れて行こうと思ったら、便も一緒に持って行くと、診断の助けになります!

飼い主が詳しく状態を説明しにくい場合、便を調べれば、いったい何が原因となっているのか、病気はあるのかといった診断がスムーズに出来ます。

犬が嘔吐を繰り返すのは病気?原因は?

犬が嘔吐する理由とは?

犬が嘔吐を繰り返す原因や病気は、上で書いたものにも関連していますが、他にはいったいどんな病気などや、理由が関係しているのでしょうか?

実は、犬は吐き出しという行為をすることでも知られていて、飼い主が、嘔吐と吐き出しの違いを理解していないと、吐いたと思って驚いてしまうので、ここは注意が必要となります!

犬が嘔吐や吐き出しをしたときに、内容物をよく観察すると、消化されている場合と、そうでない場合がありますので、注意深く観察をしてみてください!

この違いを知るだけでも、獣医の診断は違ってきますので、医学的には、犬が繰り返し嘔吐したり、吐き出したものが消化されている場合は嘔吐と呼んでいて、消化されていない場合は、吐き出しと診断します。

犬が嘔吐した場合、体内で消化をされているのに、口から吐いたということですから、内蔵などになんらかの原因があると考えられ、吐き出しは、食べたものが逆流して出てきたため、胃ではなく、食道に原因があるという意味になります。

そして、嘔吐と吐き出しの違いは、吐き方にも現れていて、犬が嘔吐している場合は、下を向いて吐き、吐き出しは、前に飛ばすような勢いで吐き、この場合、内容物が消化されていないため、犬は再度食べることもあります。

そして、犬が繰り返す嘔吐などは、もう一つ症状があり、嚥下困難という状態の場合もあります。

これは、犬が食べ物をうまく飲み込めなかったという状態です!

この症状の原因となるのは、口の中、食道、咽頭にあると考えられています。

犬が、嘔吐を繰り返すからといって、すべての症状の原因が、病気であるというわけではありません。

この愛すべき生き物の嘔吐には、このように3つのタイプがあることをまずは知り、よく観察して、嘔吐しているのか、吐き出しをしているのか、嚥下困難を起こしているのかを見分けてあげてください。

その上で、やはり繰り返すように犬が嘔吐しているという場合は、次のような病気や原因などが考えられます。

すでに書いた下痢の原因や病気なども関連していますので、そちらの情報も参考にされてください。

それでは、嘔吐している犬の体に起こっている、異変の原因について見ていきましょう!

● アレルギー
● 異物を食べた
● 感染症
● 中毒症状
● 胃腸に異常がある
● 食道に異常がある
● お腹が空いていて吐く
● 乗り物に酔った、ストレスがある
● 胃を綺麗にするためや、食べ過ぎたという場合
● 基本疾患(腎炎、肝炎、腹膜炎、腎不全など)
● 新しいドッグフードにしたら吐くようになった
● ストレス

犬は猫と同じで、よく嘔吐や吐き出しをする生き物として知られています。

そして、生理現象として吐く場合と、病気などが原因となって繰り返すように嘔吐する場合がありますので、この違いについて分かりやすくまとめていきます。

生理現象として嘔吐&吐き出しをしているときは、次のような状態です。

食事の食べ過ぎや早食い、興奮した、怖い思いをした、動揺するようなことがあった、乗り物酔い、アレルギー、散歩中に草などを食べて胃の中を整えている。

犬の乗り物酔いは、中耳内という、耳の鼓膜の奥のほうへ刺激があることが原因となって、嘔吐すると考えられています!

獣医へ相談すれば、犬用の乗り物酔い薬などを処方してくれるようです、犬を乗り物に乗せて移動する日は、食事を与えないで空腹にしておくという方法もあります。

まだ幼い犬や、若い犬などに、乗り物で嘔吐する犬がいるのですが、何度か乗せていれば慣れてしまい、そのうち繰り返すように吐くこともなくなるといわれています。

気をつけたい嘔吐の症状には、次のような状態があります。

嘔吐と一緒に下痢は発熱があり、繰り返すように吐き、嘔吐物に血が混じっている状態!

そして、原因など以外に気をつけて観察したいところは、どのように嘔吐しているのかというものです。

食事をして、どのくらい経って吐いているのか?

繰り返すように嘔吐しているのか、それとも、一度吐いた後、時間を置いて嘔吐するのか、吐瀉物に異物や血液、寄生虫などは混ざっていないかをチェックしてみてください!

獣医の元へ行く時には、嘔吐したものを持っていくのも診断の助けになります。

例えば、犬が散歩をしているときに、草を食べて嘔吐している場合は、草を使って胃の中を綺麗にしていると考えられますので、あまり心配しなくていいようです!

食べ過ぎは、犬は食べ物を食べられるだけ食べるタイプの生き物なので、出された食べ物をガツガツ食べてしまうため、急激に胃を刺激してしまい、吐き戻してしまうのです。

このような嘔吐が度々繰り返すように見られるのなら、原因は食べすぎや早食いによる、胃への刺激である場合が多いので、食事量の調整や、与える回数を増やして、一回の量を少なくするなどの方法で、犬に食事を与えるように工夫すると改善になります。

逆に、犬はお腹が空きすぎても嘔吐する場合があります、これも、食事の時間や量などの見直しを行ってください。

新しいドッグフードにしたら嘔吐するようになった場合は、そのフードが犬に合わないという場合がありますが、以前のドッグフードに混ぜあわせて与えるなどの工夫をしながら様子を見てみてください。

犬が嘔吐するなら、ドッグフードの見直しを

そして、これらの状態で吐いている場合、犬が嘔吐を繰り返すことがなく、元気で食欲があるという場合は、心配ないと考えられます!

アレルギーは、食べ物が合わないということが考えられますから、ドッグフードの質を変えてみるという方法で、犬の嘔吐に対処するというやり方があります。

胃腸の異常は、胃捻転、胃潰瘍、胃炎などがあったり、腸炎、腸捻転、異物が関係している腸閉塞、寄生虫などが原因となっている場合があります。

感染症で犬が繰り返すように嘔吐する場合は、パルボウイルス、ジステンパー感染症が一番有名なウイルスになります!

犬が感染症にかかると、嘔吐以外に下痢、発熱などを起こします。

他には、フィラリア症で嘔吐する犬もいます。

犬が繰り返すように嘔吐する、そんなとき、吐瀉物に血液が混じっている場合は、胃のびらん、胃潰瘍、腫瘍などの病気が原因となっている可能性もありますので、診察を受けさせるようにしてください。

手遅れにならないように、嘔吐していたら、吐いたものをきちんと見てあげましょう。

犬は、下痢のところでも書いたように、ストレスが原因となって嘔吐することもあります。

例えば、次のようなストレスを、犬が感じたということはないでしょうか?

● 動物病院へ行った
● 大きな音を聞いた
● 知らない人間や犬に会った
● 寒暖差が激しい状態にさらされた
● トリミングなどに行った

これらがストレスとなって、嘔吐する場合もあり、寒いと吐くということもあります。

様々な原因や病気が関係して、嘔吐や下痢をする犬は、繊細な生き物でもありますので、普段から注意深く観察をして、健康なときと違う症状を見せた場合、診察を受けさせるようにして、手遅れにならないように気を配ってあげてください。

人間も同じですが、下痢や嘔吐が続いてしまうと体力を奪われてしまいますし、繰り返すことで、脱水症状を引き起こしたりもします。

特に幼犬などは、脱水に弱いと言われているので、対応は早め早めにと考えて行動することが重要です!

そして、犬は猫同様、よく吐く動物だと言われていますので、一般的には、嘔吐している原因で一番多いのは、食べ過ぎ、古くなったものを食べたというものだといわれていますので、吐いた後にぐったりとする、元気が無いといった状態にならなければ、心配いらないと考えられます。

ただ、なんらかの重篤な病気が潜んでいる場合もあるので、様子をよく観察してあげて、この嘔吐や下痢なら大丈夫かな、これはちょっと獣医の元へ連れて行ったほうが良さそうといった判断を、家族となった人間側が出来るようになると、安心ではあります。

犬がこのような状態となっている場合、治療法は絶食と絶水が基本となり、比較的犬の様子が元気なら、24時間の絶食をさせ、12時間の絶水をします。

嘔吐する回数が減り、繰り返すことがなくなった場合、通常与えている食事の半分量の、消化の良いものを食べさせながら様子を見ます。

できれば3~6回ほどに分けて与えてあげると、より消化の助けとなります!

元気の無い犬の場合、絶食は12時間にして様子を見て、絶食をしても嘔吐を繰り返すようであれば、やはり動物病院へ、早急に連れて行くほうが安心です!

今回は、犬の下痢や嘔吐が繰り返すように起こっている場合などの原因や病気、一般的な状態についての情報をまとめていきました!

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