【男女別】飲酒によって記憶がなくなるのはなぜ?その理由と記憶をなくしやすい人の特徴は?

ブログライターkomichiです。

今回のテーマは、「飲酒によって記憶がなくなるのはなぜ?その理由と記憶をなくしやすい人の特徴は?」です。

近年、若者の飲酒離れが加速しているというニュースが流れている一方で、「町中華で飲ろうぜ」という番組が人気となって、一人飲みを積極的に楽しむ女性も増えているという現実もあったりと、お酒に関してはかなり多様な価値観が広がっているようです!

この記事では、お酒を飲んで記憶がなくなる理由や、そうなりやすい人の特徴などをまとめていきながら、賛否両論ある飲酒の世界について見ていきたいと思います。

お酒で記憶をなくす理由は?

どうやら飲酒をして記憶をなくしてしまうことを「ブラックアウト(一時的記憶喪失)」と専門用語で表現するようです!

こうなってしまう理由は、脳の海馬という記憶を司っている部分が機能しなくなるためだと考えられているのです。

この海馬は短期的な記憶を長期記憶に変換する働きがあり、飲酒によってこれが出来なくなることでブラックアウトを引き起こしてしまうのです。

ちなみにこうなる理由は2種類あるといわれていて、一部だけは断片的に覚えていて、あとはすっかりと記憶がなくなっているタイプと、まったく覚えていないというタイプです。

ここまで読んで、なるほど飲んで記憶がなくなる理由は分かったけれど、どうして無事家にたどり着いていられるんだろうという新たな疑問を持つ方もいらっしゃると思います。

その訳は非常に単純です!

住んでいる家というのは長期記憶にしまってあるため、いくら飲んでいても短期記憶でないため酔っていてもどうやって自宅に戻ればいいのか覚えているからなんだとか!

人間の脳とはよく出来ているなと感心してしまいますね。

ところで、お酒を一緒に飲んでいる人が、気がつくと同じ話を繰り返しているということがあったりしませんか?

これは、前頭前野という短期記憶に関係する部位の働きが悪くなることで、さっき話したことを記憶する事ができず、何度も繰り返し同じ話をしてしまうということなんだとか!

それでは、いったいどんな人に起こりやすいのかをご紹介していきましょう。

血中アルコール濃度に関係してブラックアウトは起きやすくなると言われているので、空腹状態でお酒を飲んでしまったり、ペースが早すぎて短時間で量を消費してしまう人がなりやすいのです。

ということは、体格の小さな人や痩せている人などもどちらかというとブラックアウトが起きやすいとも考えられるようです。

酒癖の悪い男の特徴は?

科学的な説明をご紹介する前に、個人的経験から酒癖が悪い男の特徴についてお話させて頂きたいと思います。

性格的に大人しくて小心者、ストレスが日常的に溜まっている、独り者が多い、飲めば飲むほど調子があがるといった特徴があるなと周囲を眺めていて経験的にそう感じます。

メンタル面が弱い感じで、日常的に言いたいことが言えない優しい方などもときに飲んで暴走することがあるなとも感じます。

自分を押さえつけて日々を過ごしている人や、人生に対してだらしない部分が垣間見えるとも感じられます。

具体的に言うと、自己管理が出来ておらず、規則正しい生活ではなくダラダラと過ごしている。

経験から、どんな風に酒癖が悪くなるのかをお話すると、次のような人がいたなと思い浮かびます。

● セクハラ言動がひどくなる

● 暴言、暴力

● 服を脱ぐ、おしりを出したがる

● 泣きじょうご

● 説教が始まる

● ぐちや泣き言

● いろんなことがしつこい

20代の頃、ものすごくイケメンの男の子たちと飲んだことがあったのですが、この男たち飲むととにかくお尻を出してしまうという癖があり、顔がかっこよかっただけに非常に残念だなと感じたことがありました!

飲まないと大人しくて紳士的な態度なだけに、そのギャップに内心「社会勉強になるな」と感じたことをよく覚えています(笑)

それでは、酒癖が悪い男の特徴を科学的に解明していきましょう!

大脳皮質の大部分が麻痺を起こしてしまっている状態です。

そして、この酒乱もまた遺伝が関係していて、その他には環境が影響を及ぼしている場合もあると考えられています。

これにもアセトアルデヒド脱水素酵素の活性が深く関与していて、この中の酵素であるADH1Bの1と2のうち、2を持っている人はアルコールの分解が遅いのです。

さらにこれを持っている人は血中アルコール濃度が上がりやすいのです。

この濃度が急激に上がることで酒乱が起こり、別名「酒乱遺伝子」とも呼ばれているのです。

環境に関しては、先程経験則から話したのとかぶりますが、やはり自分を抑圧するような環境下にいる方がこうなりやすいのです。

これらの話から、個人的見解として考えられるのは、どうやら酒乱になりやすい人はもともとお酒に強くないタイプということが分かりますけれど・・・

世の中には飲めば飲むほど青くなる人がいて、こういう人が暴れることもあり、酒の強さはあまり関係ないのかもしれません。

酒癖の悪い女の特徴は?

個人的経験では、女性の方で酒癖が悪いと感じる人はあまり見たことがありませんが、中には次のような方がいました。

● さっきまで笑っていたのにいきなり泣き出した

これ、目の前で見たことがあるので驚きましたが、ほんとに数秒前まで笑って飲んでいたのに、いきなり泣き崩れたのでほんとにいるんだと理解出来、勉強になった出来事でした。

● 場所を選ばず寝てしまったり、道路に座り込んでしまう

● 人の悪口を言う

● 切れたと思ったらかまってちゃんになる

やはり女性も酒乱になる方は精神的に追い詰められている感じがありますね。

普段からいわゆるいい人で、人当たりも良く、頼み事をしても快く引き受けてくれ、がんばり屋で強くいようと踏ん張っている感じがある明るいタイプ。

こういう人がお酒を飲むと絡み酒などにもなりやすく、周囲がドン引きしてしまいます。

働く女性が増えている現代では、心や体にストレスを感じている人も多いので開放的な気分になるアルコールが引き金となり日頃の鬱憤を発散するかのように普段と真逆の言動をしてしまう方もいます。

飲酒ブラックアウト対策とは?

ここからはブラックアウトを防ぐ方法についてまとめていきます。

単純な話になりますが、つまみを食べながら飲むというのが手っ取り早い対策になり、さらにはチェイサーと交互に飲みながらゆっくりと楽しみ、量も控えめにするのです。

こうすることで意識障害を起こすことを防ぐだけでなく、体にも優しい飲み方になるのです。

他には、日常的にビタミンB群を積極的に接種するという方法もあります。

食材で言えば、豚のヒレ、レバー、うなぎ、玄米、納豆、かつお、まぐろ、あさりなどです。

お酒で記憶がなくならない人の特徴は?

世の中には、お酒を飲んで記憶をなくさない人もいます。

いったいどんな特徴があるのでしょうか?

極度にお酒に弱く、そこまで飲めないタイプや、逆に強いからこそまったく飲まれないタイプなどがいるようです。

体質だけでなくその時の体調や体の状態に関係することもあり、人によるとも考えられます。

他には、消化に時間がかかるつまみをしっかりと食べている、飲むペースがゆっくりな人も記憶をなくしにくいと言われています。

ただ、私の周囲にいる酒乱の人は性格的に大人しいタイプの方が圧倒的に多く、飲まれない人は精神レベルが高く自己管理がしっかりと出来ている人が多いなと実感していますが、それもこれも人それぞれだと考えられますね。

お酒に強い、弱い人の特徴は?

現実問題、どうも自分はお酒に強いなとか弱いなと感じている方も多いのではないでしょうか?

ちなみにこの記事を書いている私は、若い頃はお酒に弱かったのですが、その後仕事でも飲むようになり鍛えることで結構飲めるようになり、現在ではどちらかというと強い部類に入るので、こうなる理由なども探っていきたいと思います。

実は弱いとか強いのは単純に言えば「遺伝」で決まると考えられています!

お酒を飲むと体内では20%が胃で、80%が小腸で吸収されて肝臓へと運ばれ分解されるのですが、そのプロセスでアセトアルデヒドという成分に変換されそのご酢酸という無害な成分へと代謝されていきます。

これは毒性物質で、飲酒をすると顔が赤くなったり吐き気がする原因といわれています。

アセトアルデヒドはアセトアルデヒド脱水素酵素という成分に分解されるのですが、この中にあるALDH2という毒素を分解する酵素を人間が持っていて、この中には種類があってどれを持っているのかでお酒が強い、弱いというのが決定するということです。

● 活性型・・・強い

● 低活性型・・・弱い

● 不活性型・・・下戸(まったく飲めない)

そして、これらは年齢によっても違いがあり、若い頃は飲めたけれど年齢を重ねるほどに飲めなくなる方も多いのですが、年によっても強さに差が出たり、体格が良ければ体内の水分量や血液量が多いので痩せ型の人よりもたくさん飲める傾向があります。

ということは、私のように飲み始めたときは弱かったのにその後鍛え続けたら意外とイケる口になったというのは、その後ジョキングや筋トレなどを行って体力づくりをしてきたことや持っている遺伝が強い傾向だったことなどが理由として考えられるのです。

お酒が原因でなる病気は?

ここからは、楽しんで飲んで健康でいられるなら問題ありませんが、飲む習慣が引き起こす病気の可能性についてまとめていきます。

● アルコール依存症

実は依存症になりやすい遺伝子というものがあると言われていて、この症状を発症してしまう人はアセトアルデヒドの分解能力は高いのですが、体内でアルコールを分解する能力は低いタイプと、分解能力が高い人と言われています。

実は依存症になっている方は100万人いると考えられていてその治療をしている人は、この中の5%に過ぎないのです!

ということは日常的に飲むことが当たり前になっている人の多くが、この症状を抱えているけれど本人は気づいていないとも考えられるのです。

● 肝臓病

● 膵臓病

● 糖尿病

● 認知症

● 脳卒中

● がん

● 高血圧

● 通風

数多くの病気に関係するアルコールですが、逆に健康に貢献する飲み方もあるようですから次の章で情報を見ていきましょう!

お酒のメリットは?

飲酒も適量であれば次のような健康メリットがあると考えられています。

気分を落ち着かせ、ストレスを解消し、リラックス効果が高まり、精神が高揚し、なんだか元気が出てきたりします。

他には毎日適度な量を楽しむ人は全く飲まない、時々は飲むという方に比べて、心筋梗塞などの冠動脈疾患になりにくいと言われています。

本格焼酎などを適量飲んでいる人は、血栓症の予防になることも一部では知られています。

実は少量のお酒を飲むと体内で善玉コレステロールが増え、血小板機能を抑制するので動脈硬化や血栓の形成を予防する働きがあるともいわれています。

日本酒には疲労回復効果や美肌作用があり、ワインは抗酸化作用が高く、体の酸化を防いでくれ、ビールに含まれる麦芽にはビタミンやミネラルが豊富に含まれていて、ホップにはホルモンバランスを整えてくれる働きがあります。

世の中には薬酒などもありますから、上手に活用すれば良い悪い以上のなんらかの効果を享受できる可能性もあります。

ビールの始まりは紀元前4000年前のメソポタミア文明で,人類が農耕生活を始めた頃に置いてあった麦の粥に酵母が入り込んで自然発酵したことです。

ということは自然の恵みでもあるお酒も、使い方次第では健康に貢献してくれるという話はなまじ嘘ではなさそうですね!

ちなみに厚生労働省が推奨している1日のアルコール摂取量は次の通りです。

● ワイン・・・1杯(120ml)

● ビール・・・中瓶1本

● 日本酒・・・1合

● ウィスキー・・・wで一杯(60ml)

ちなみに、よくダイエットしたいけどお酒が辞められなくて・・・と嘆いている人を見かけますが、基本的に酒だけ飲んでいるのなら極端に太ることはないと経験からも理解しています。

ではなぜ、酒を飲むと太るという考え方が一般的に出回っているのか、それはお酒を飲みながら自分がなにを食べているのかを気にしている人が少ないからではないかと個人的には考えます。

飲酒しながらつまみをガツガツ食べていれば、要は食べ過ぎになりますから太るのは当たり前なことなのですが、なぜかそれを酒のせいにしてしまう無知が広く知れ渡っているとも言えるのです。

私は昔はそうではなかったのですが、現在はビール党で日常的にも楽しみながら飲んでいますが、ビール腹とは無縁です。

日常的に運動をし、節制しながら楽しんで飲んでいるのでこれで太るというのは知識が浅すぎると考えられます。

普段から自分が何をどれくらい食べているのか、ノートに書き出してチェックしてみたら、太った原因は別のところにある可能性にも目を向けることが出来る。

健康も肥満も、正しい生活習慣、食生活などを普段からしっかりと取り入れていれば防げるものでもあります。

せっかく飲酒をするのなら、知識をしっかりと持って怖がらず楽しみながら適量を、適度に摂取するほうが心身ともに健康度は高まるのではないかというのが個人的見解ですが、あなたはどう考えますか?

というわけで今回は、【男女別】飲酒によって記憶がなくなるのはなぜ?その理由と記憶をなくしやすい人の特徴は?というテーマでお届けしました。