手編みカナダカウチンセーターの編み方

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手編みカナダカウチンセーターの編み方

ブログライターkomichiです。

今日のテーマは、「手編みカナダカウチンセーターの編み方」です。

毎年冬になると、編み物をする方もいるかと思いますが、今回の記事では、人気の高い、カナダのカウチンセーターの編み方について情報をまとめていきます。

カウチンセータとは?

カナダのバンクーバーに住んでいたといわれる、カウチン族が作っていたセーターのことを、カウチンセーターと呼ぶそうです!
カナダのカウチン族
カウチンとは、日の当たる温かい土地という意味があるそうです!

編み方の基本は、白とグレーをベースにしている、動物柄で、太めの毛糸を使って、ざっくりとした感じの編み方で仕上げるのが、カナダのカウチンセーターの特徴となります!



脱脂、脱色されていない羊毛と、皮線維混紡した毛糸を使用していて、冬の寒い日の防寒や、雨が降った日の防水性にもすぐれているのがカナダのカウチンセーターの、良さでもあります。

日本などに、ファッションとして流通しているカナダのカウチンセーター風な洋服は、化学繊維や脱脂されているウールを使うことがほとんどで、作り方も、極太の毛糸をメリヤス編みにして、糸の色を変えて、カウチンセーター独特のあの模様を作っていきます。

本物は、脱脂していない毛糸を使うため、かなり重く、温かいといわれています。

カナダの先住民が作ったのではない、ファッション性が優先されている、着たときに軽く感じられるカウチンセーターは、カナディアンニットと呼ばれていて、業界では細かく言い方を変えて区別しているといわれていますが、一般人からしたら、このあたりについて情報すら知らない方が多いかと思いますので、安く販売されているものは、カナダで作られた本物ではないと、シンプルに受け取ると分かりやすいかと思います。

こちらの動画を観ていただくと、カナダでどのようにこのセーターが編まれているのかが、映像で分かるので、一度ご覧になると、なるほど!と納得されるかと思います。

カナダでは、認定証制度もありますので、伝統的なカウチンセーターには、次のような特徴があるといわれています!

● 脱脂、脱色していない糸を使って作るため、毛糸の色は真っ白というよりも、ややアイボリーのような色をしています。
● 他には、茶色や黒などの自然なままの色を使って模様を作っていきます
● 赤や青、黄色などの明るい色は、伝統的なカナダのカウチンセーターでは使いません
● 編み方は手編みとなりますから、手作りの良さが感じられるような、糸が均一に編みこまれていない、ボコッとした風合いが出てくる
● 元々狩猟民族だったカナダのカウチン族が、身近なものをカウチンセーターの模様に編みこんでいったので、杉や鷲などがあしらわれている
● 模様が入っているのが大きな特徴ですが、編み方の基本はメリヤス編みなのでとてもシンプルに作られていて、伝統的なものは、ボタンもないプルオーバーのものが多く、後から加工して、ジッパーなどで前開きにする場合もあります。

狩猟民族だったカナダのカウチン族が編み方を習得し、身近なものを模様にしたので、さまざまなものが作られていて、他には、フクロウ、雪の結晶や、トナカイ、なども模様としてとりいれていて、基本の編み方はメリヤスですが、模様を上手に作って、日常着として使っていました。

ご存知のことと思いますが、カナダといえば「メイプルリーフ」だと感じている方もいらっしゃるかと思います。

この国の国旗でもあり、カエデの葉のことです。

このメイプルリーフをあしらったものもありますが、この模様の編み方は、比較的新しいものだと考えられていて、最近ではクマやスカルなどを編み方に加えた模様のものも登場するなど、現代社会との融合も上手に組み込んで作られているようです。

このカナダのカウチンセーターの編み方は、現代の日本でも、数多く書籍なども出版されていて、毎年秋が来たら、チャレンジしようと考えているけれど、結局来年でいいかなんて、スルーしてしまい、未だに作ろうという気持ちだけはあっても、チャレンジされたことがない方も、いらっしゃるのでは?

高校生時代に、友人がこのカナダのカウチンセーター作りにチャレンジをして、個人的には難解そうに見える模様を、きれいな編み方で表現して見事作り上げていた様子を見て、「すごいなぁ」と感心した覚えがありますが、根気さえあれば、淡々と編み方を繰り返すだけでいいので、意外と作るのはそう難しいことではないと言われているようですが、高校生の女子でも作れるのなら、それほどハードルが高いものではないのかなとも思えますが、私は、カウチンではないセーターを編んだことはありますが、基本的に不器用なので、あまりこれらに手を出そうという気持ちを持ったことはありません。

カウチンセーターの書籍は、続々新タイプのデザインものが登場していて、伝統的ではない現代風にアレンジされたものや、靴下なども作られたりと、さまざまなものに応用されていて、なかなか楽しめる作品を作ることが出来るようです!

そして、古い本でも、柄が現代に持ってきてもまったく色褪せることがないと感じられるものなので、一度編み方を覚え作ってしまえば、一生ものといわれていますから、是非、一生に一度はチャレンジしたいセーターでもあります。

近年では、小物などにも、カナダのカウチンセーター柄などがとりいれられたりと、色んな物に使われて、伝統が基本となりなますが、デザインは年々バージョンアップされているようですから、手を出しやすい小物からチャレンジしてみても面白いのではないでしょうか?

ファッション業界では、色や柄なども、さまざまなものが登場していて、華やかなものも登場していますから、どんな柄を作るか?

上級者になると、自分でデザインまで出来るようになりますから、編み方さえ覚えてしまえば、あとはどんなものを作るかは、個人個人のお楽しみにもなりますね!

元々狩猟民族だったカナダのカウチン族に編み方を教えたのは、スコットランド人だったといわれていて、19世紀初頭に伝えられたといわれています。

狩猟するときの作業着として作られたいました。

カナダ製のカウチンセーターでよく使われる毛糸は、6プライヤーン(6PLY)6本撚りで、レギュラーヤーンと呼ばれているものです。

よく、店頭などに並んでいるカナダ製のもののほとんどは、この毛糸から作られています。

極太でざっくりとした毛糸となっています。

ジッパーなどをつけるカウチンセーターは、ファッションとして着こなす場合は、上級者向けのアイテムになるそうです!

意外と知られていませんが、カナダの本物のカウチンセーターを手作りしていて、ジッパー式になってているものは、一度筒型の編み方で作られたセーターの前身ごろを、はさみでざっくりと切り離してファスナーを縫い付ける加工をするそうです!

かなり豪快な作り方をしているなと、個人的に感じました。

カウチンセーターの編み方

それではここから、人気のカナダカウチンセーターの編み方を、簡単にですがご紹介していきましょう!

ここでは、基本の模様の編み方をご紹介します!

いろいろな模様がありますが、伝統的なものはバイソンと呼ばれる模様となっています。

カウチンセーターバイソン

カウチンの編み方は、普通の編みこみと違い(横糸渡し)、毛糸を一緒に包み込むような編み方なので、裏糸がじゃまにならないのですが、ゆったりした編み方にしないと、糸がツレてしまうので、いそがないで、落ち着いた気持ちをもって編んでいくことがポイントになります。

ご存知のとおり、カナダのカウチンセーターの編み方は、フランス式とアメリカ式などの、さまざまな方法で編むやり方があります。

できれば両方出来る方がカウチンセーターを作りやすくなりますから、せっかくチャレンジしようと考えているのなら、こちらの両方を習得されるといいようです。

左にかかっている糸の上から、右手の糸をかけ、下を通って右手の糸を編むという動作を繰り返すだけですから、覚えてしまえば、あとはこの動きを淡々と繰り返すだけです。

アメリカ式は、編みくるむ糸を左手に、編む糸を右手にかまえるというやり方でで、右手で編むという編み方です。

フランス式は、その逆でやるので、人によってどちらがやりやすいかが分かれます、2本とも左手で持つという方法もありますので、どのやり方が自分にとってやりやすい編み方になるのかを、何度か練習しながら、どのパターンで編み方を進めていくのかを決めていかれるといいようで。

文章で説明しても分かりにくいと思いますので、動画を見て参考にされてください。

編み方の基本はこちらのサイトなどを参考にされてください。

https://www.tezukuritown.com/lesson/knit/basic/

https://www.mccoy.jp/chie/blog/knit/?p=1055

カウチンセーターの編み図

カナダの伝統であるカウチンセーターの編み図をここからは見ていきたいと思います。
*鹿の編み図
カウチンセーター鹿
*リーフ柄の編み図
カウチンセーターリーフ
*雪模様の編み図
カウチンセーター雪

代表的なものをご紹介しました。

リーフや鹿、雪など、他にもさまざまな模様があり、編み方は自分で図を考えて作る上級者の方も沢山いるといいます!

カナダのカウチンセーターは、本物はとても重いといわれていて、すべて手編みであるため、値段も目が飛び出るような価格となっていますから、お手軽価格の毛糸などで、気軽に作る方もいるかと思いますが、肩の凝りには気をつけて、創作活動に没頭していただければと思います。

ここからは、洗濯のやり方について情報をまとめていきます。

カナダ製のカウチンセーターは、ウールで出てきているため、できればクリーニング店に出して、専門家に洗っていただくのが良いといわれています!

編み方などはシンプルですが、素材がやはり自然なものからできているので、風合いを残して、一生ものとして着るためには、メーカーが指定する、ドライクリーニングがお勧めです!

やはりドライクリーニングに出すと、脂が多少抜けてしまうかと思いますが、この辺りは、お店によって技術が違うので、詳しいことはどうこう言えません。

水洗いをすると、ドライクリーニングに出すよりも、カナダのカウチンセーターの脂分が抜けないといわれています。

ただ、クタッとした仕上がらになってしまうため、次に着るときの見た目的な面で、気になるという方は、ドライクリーニングに出して、風合いを保つようにされたほうが無難であるといわれています。

自宅で洗う場合の、やり方について、ここから情報をシェアしていきましょう!

カナダの狩猟民族だったカウチン族が作ったといわれるカウチンセータ、これを家で洗おうと考えた場合、次のようなプロセスで行うといいようです。

● カウチンセーターが入る大きめの入れ物に、30度ほどのお湯をいれます(バスタブが便利です)。
● ニットも洗える、おしゃれ着用の洗剤を入れて混ぜておきましょう
● カウチンセーターを入れ、十分にお湯と洗剤になじませます
● そのまま30分~1時間ほどつけおき洗いをします
● 無理にもんだりしないで、優しく押し洗いしてあげましょう
● ポイントは、汚れを全部落とそうと考えないことです、ある程度綺麗になればいいという感覚で洗ってください。
● 毛糸には、天然のラノリン(オイル)が含まれているので、洗ったお湯は黒くなります。
● 洗い終わったら、脱水機にかけましょう
● 新しいお湯をはり、10~20回ほど押し洗いを繰り返し、ゆすぎます
● 再度脱水機にかける
● そしてもう一度押しながらゆすぎます
● 脱水してから、平らな場所で影干ししましょう。

カナダ製カウチンセーターを干すときは、太陽の光を使って乾かすのではなく、空気の温度で乾かすという感覚でやってください。

セータの間にざるなどをいれると、乾きやすくなります!

縮ませないために、次のことをしっかりと守って洗いましょう!

➀ お湯を使わない
➁ 洗うときにこすったりしない

カナダで伝統的な編み方をされているカウチンセーターは、天然のウールで出来ているので、呼吸をしているといわれています。

湿気を吸ったり吐いたりしているので、一日着たら、次の日は休ませるようにして、大事にしてあげるといいようです。

しまうときには、豚毛などのブラシで軽くブラッシングをしてあげて、シミなどの元となるホコリ等を取り除いておきましょう

そして、ウール素材の洋服は、時々蒸気をあててあげるとシャキっとするといわれていますから、アイロンでプレスしてあげるか、簡単な方法では、お風呂あがりに、バスタブのフタを開けたまま、バスルームに吊るしておくのもお勧めです!

伝統的な編み方で作られるカナダのカウチンセーターをしまうときには、虫食いされないように、防虫剤を使用したほうが無難です。

ゆったりした場所にふんわりとたたんでしまい、決してハンガーにかけて保管しないように気を配ってください。

びろーんと肩の部分が伸びてしまっては、次に着るときに困ってしまいます。

カウチンセーターはどうしても毛玉ができやすいので、目立つものはハサミなので切り取ってあげてください。

選び方についての情報もシェアしておきます。

なんとなく、大きめのものを選んでしまいがちですが、自分の体より大きめのものを作ったり、選んで買ったりすると、それでなくても重いのに、さらに肩が凝るほど重くなり、結果的には着なくなるという状況に陥ることもままあるようです。

ジーンズなどもそうですが、基本はぴったりサイズを選んで、編み方が独特のカウチンセーターなども、ご自分の体にフィットする大きさのものを選ぶといいようです。

着ているうちに体に馴染んでくるので、見た目にもいい感じに見えるようになります。

フランス人の女性がオシャレに見えるのは、自分の体によりフィットしたサイズの洋服を選んで着用しているからだといわれていますが、これと同じで、カナダ製の、独特な編み方で作られるカウチンセーターも、できるだけご自身の体に合うサイズのものを作ったり選んだりして、オシャレに着こなしてみてください!

最後にウールについてのうんちくを一つ!

人間、そして動物の皮膚は、細菌やウイルスが侵入してきたときに、それらを無害で無毒にする免疫機能を持っているのですが、ウールは、羊の皮膚が変形して出来たものなので、近年の研究で、これにも免疫機能が備わっていることが分かっています。

そのため、これらの天然素材には、抗菌、消臭機能が備わっているとわかっているので、人間が直接着る素材として優秀な働きをすることがこれで理解できます。

ウールは生きている、そう感じながら、大事にしてあげてください。

手編みのカウチンセーターの編み方を簡単に見ていきながら、このカナダの伝統的なセータについての情報をまとめていきました。




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