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アポクリン腺除去のデメリットと手術費用について
ブログライターkomichiです。
今回のテーマは「アポクリン腺除去のデメリットは?手術費用はいくらくらいかかる?」です。
ワキガで悩んでいる人は意外と多いと言われています。
今回は、原因となるアポクリン腺除去について詳しくまとめていきます!
アポクリン腺を減らす方法はあるのか?
まずはアポクリン腺とは一体どんな働きをしているもので、減らす方法はあるのかという情報をまとめていきます!
アポクリン腺とは、汗を出す汗腺のことで、人間の体には、このアポクリン腺とエクリン腺というものがあります。
そして、主にワキガに関係していて、様々なデメリットの元になっているのがアポクリン腺です。
エクリン腺は全身に存在していてほとんどが水分なので(99%は水分で、残り1%が塩分やアンモニア、尿素が含まれています)、においはほとんどないといわれています。
ですが、アポクリン腺は陰部や脇の下、肛門や耳の中(外耳道)、乳輪などの部分にある汗腺で、特徴としては、汗が白っぽくて粘りがあり、この中には、タンパク質、糖質、鉄分、アンモニア、脂質などが含まれていて、常在菌がこれらを分解してワキガ独特のにおいを発するといわれています!
アポクリン腺は誰の皮膚の上にもあり、栗くらいの粒上の大きさで、皮膚の上に並んでいます。
誰にもであるのなら、何故ワキガになる人とならない人がいるのか?
これは単純に、このアポクリン腺の大きさや数の違いだと考えられているのです!
アポクリン腺の一つ一つが大きくて数が多い人はにおいが強くなる人で、逆の方は、このアポクリン腺のにおいで悩むことはないといわれています。
そして、アポクリン腺の数は生まれた時から決まっていて、主に思春期になると大きくなって、年を重ねていくと小さくなっていくのです。
ワキガで悩む人は、アジア人では少ないとは言われていて、アメリカ人の特に黒人に多いのですが、近年では日本の食生活の欧米化で、体質が変わってしまうことで変化が起こっているとは言われているので、アジア人だからといって安心は出来ないようです。
先程から書いているように、アポクリン腺は生まれた時から数が決まっていますから、食生活の欧米化でこれが増えるということはないのですが、動物性タンパク質過多や脂肪の多い食生活を続けていくことで、アポクリン腺の一つ一つの分泌活動などが活発化してしまうことで、ワキガ臭をより強く出すようになるのです。
ワキガなどの手術を行う医師も、患者に肉を食べたときと野菜が多い食事をしたときににおいの違いはどうでしたか?
と質問したそうですが、殆どの人が、やはり肉を食べた後のほうがにおいがキツくなっていたと感じたと答えているので、因果関係がないとは言い切れず、なんらかの関連はあるのではといった見解を示しています!
ワキガの原因となってしまうアポクリン腺ですが、実はこれ、異性を惹きつけるフェロモンの役割があります!
本来、動物の世界では種の保存のために、遺伝子が偏らないようにするため、自分と違うにおいがする相手に惹かれるという生き方が当たり前だったのですが、現代ではにおいよりも見た目に性的なアプローチ方法が変わっていったため、ワキガのにおいが強い人は、嫌がられるようになったといわれています。
人間の進化ではあるようですが、このアポクリン腺が大きくて数が多い方にとっては、なんともイタい話になります。
それでは、現代では嫌がられるようになったにおいの元になるアポクリン腺は減らす事ができるのか?
除去したりする手術などがあるのか?
実はもちろん除去手術も出来るのですが、まずはいきなり費用がかさむ手術ではなく、もっとデメリットの少ない方法でアポクリン腺を減らす事ができないかといった情報を見ていきましょう!
要するにシンプルに考えれば、アポクリン腺から出る汗がにおわないようにすればいいという話になりますので、常在菌が分解してにおいの元を作り出す前に取り除いてあげることが大事なポイントになるということです!
ですから、一番手軽な方法としては、制汗剤を使うことになります!
外出先でシャワーを何度も浴びることは出来ませんし、汗が分解される前に拭き取るというのも、一般的な日常生活を送っている人にとってはなかなか難しい面があります!
しかも、アポクリン腺除去の手術にはデメリットもあり、費用もかさむため、なかなか踏み切れないという方もいるようです。
そんな人にとって、手軽に使える制汗剤は便利なものでもあります!
ただ、制汗剤に関しては効果がイマイチだといった経験談も多く、賛否両論あり、さらにワキガクリームなどはかなり高価なものもあるようですから、もっと安上がりな方法で、アポクリン腺を減らす方法はないのでしょうか?
実は、食生活の改善が効果的であることが分かっているようです。
すでに書いたとおり、食生活の欧米化によって体臭がキツくなってしまった人が増えていると言われているのです!
そして、アポクリン腺が出る場所は、いわゆるフェロモンを出す場所となっています。
脇の下、陰部など、性的な部分に多くあることからも、フェロモンで異性を惹きつける役割があるアポクリン腺の分泌を活性化させない食事の摂取方法が大事なポイントになることも分かっているのです。
こちらの記事でも、女性のワキガのにおい対策についての情報をまとめた記事を書いていますので、参考にされてください!
→女性のワキガのにおい対策は?
アポクリン腺を減らす方法として次のような対策もあります!
● アポクリン腺から出る汗の量を抑えてしまう
● 手術でアポクリン腺を除去する
● アポクリン腺から出る汗の質を変えていくこと
この3つが、対策として考えられるのですが、減らす方法は実はありません。
え?アポクリン腺って減らせないの?
すでに書いていますが、数や大きさは生まれた時から決まっていますから、それを手術以外の方法で減らすことは無理なのです!
もともとその数がその人の体にとって必要だったものになりますから、減らす方法はないのです。
ただ、汗の量を抑えたり、質を変えたり手術をすることで減らすことは可能です。
その対策として、先程から書いているように、制汗剤を使ったり、食生活の改善をすることで、体質改善をしていきながら、出て来る汗の質を変えることで、においを減らすことが出来るだけではなく、におわなくなる方もいるようです。
手術で除去するのはデメリットがあるそうですし、費用もかさむようですが、それではこの手術によるデメリットにはどんなものがあるのか見ていきましょう!
除去するデメリットは?
アポクリン腺を手術で除去してしまうデメリットは、他の部位からにおいが出て来るというものがあるようです!
要するに、脇の下がにおいが強いので、ここの部分のアポクリン腺を除去する手術を行った場合、他の部位からにおってくるというデメリットが出て来るのです!
分かりやすく書けば、結局においが出る出口が変わっただけという話になります。
これでは意味がないですね。
専門用語でこれを術後臭といいますが、何故このようなことが起こるのか?
脇の下のアポクリン腺を手術で除去したとします、そうすると他の部位のアポクリン腺の動きが活発になってしまうのです!
人によっては、ワキガ以上ににおいが強くなってしまう方もいるといわれています。
せっかく高額な手術費用をかけて除去したのに、これでは元も子もないという泣くに泣けない状況になる方もいるのです!
他にもアポクリン腺の除去手術を行うデメリットはあり、費用をかけて思い切って行った人は、2~3日はかなりの痛みに苦しむといわれています。
そして、数日過ぎてもその後1~2週間は痛みが続くと言われていて、脇の下の手術をしたのですから腕をガチガチに固められてしまうので、日常生活にも支障が出るのです!
他にもデメリットはあります、手術費用をかけたのに、傷跡も他人から見たらバレてしまうほどしっかりと残るといわれています。
特に女性は、傷跡など体に残したくありません、ましてやまだ結婚もしていない方ならなおさら、体のどこかに傷が残ることに関して大きなデメリットを感じると思います。
痛みだけでも大変なのに、さらに心にも残ってしまう体の傷跡が消えないなんて、そんなのとても嫌ですよね!
そして、最近では、傷跡を残さない手術というものも登場してきているのですが、これにもデメリットがあります!
手術費用をかけて思い切って飛び込んだアポクリン腺除去で、傷跡を残さない手術を受けた方は汗腺の取り残しが出て来るというデメリットが出て来るのです!
そのため、せっかく手術をしたのに、においが消えないというデメリットが出てきます。
もちろん、この手術は医師の腕によって傷跡は小さくなるという場合もあり、まさに選んだ医師の腕次第という話にもなってくるのです!
そして、医師は除去手術の説明を行うときに、傷跡は1~5年ほどで消えるというのですが、これもまったく違った話だという体験談も数多くあるのです。
他にもデメリットはあります!
費用をかけて手術で除去したこのアポクリン腺が、なんと自然治癒力で再生してしまうということも起きるのです!
速い人だと1~2年、遅くとも数年でなんと費用をかけて除去したはずのアポクリン腺が見事復活!
・・・してしまうんだとか!
再生したらまた再手術すればいいと考える方もいるかと思いますが、こればかりは個人的な選択になりますので、それでもいいというのなら本人の選択ですが、その度に費用がかさみ、手術をするために体にメスを入れるのは個人的にはデメリットというよりも、リスクがつきすぎると感じるのですが、あなたはどう思いますか?
そして代償性発汗というデメリットも指摘されています!
これは、手術でアポクリン腺を除去したことで、神経に傷を付けてしまい汗腺の働きが狂ってしまい、もともと異常がなかった部位から、汗が大量に出るようになるというものです!
実はワキガの手術でこれが起こる率はそれほど高くなく少ないのだという説明がされているのですが、実際に手術経験者は、代償性発汗を訴える人が多いそうです!
体はすべて繋がっていますから、ある一部の不具合だけ取り除けばすべて大丈夫というわけにはいかないようです。
それならば、汗がにおわないように根本的な体質から改善していくという考え方のほうが、より自然で安全だとはいえますが、手術がいいという方もいると思いますので次はアポクリン腺の除去手術の費用について見ていきたいと思います。
除去手術の費用はいくらくらいかかる?
それでは、手術を前向きに検討されている方のために、このアポクリン腺除去の手術をするために必要な費用は一体どのくらいかかるのか?
情報をまとめていきます!
個人的に、母の遺言で、「体にメスは入れるな」と言われて育ったため、命になんらかの問題が起こらないかぎり、その遺言を守っています。
アポクリン腺の除去手術を行う場合、直視下摘除法(手術法、剥離法などとも呼ばれています)と呼ばれていて、剪除法といってワキの皮膚を数センチ切開して皮膚を裏返してから、ワキガの原因のアポクリン腺を切除するのですが、この方法だと医師が直接見ることが出来るので、かなり高い確率でにおいを完全に取り除くことが出来ると言われています。
この切除手術を行うための費用ですが、手術方法によって値段が異なります!
まずはこの剪除法の手術費用ですが、こちらは30~50万円となっていて、もちろん保険が適用できるのかどうか、症状はどの程度なのかによって、費用も変動します!
非直視下手術法という、傷跡を考えた治療法の手術では、小さい穴を開けるだけなので、最初に書いた手術での除去方法と比べると、広い範囲にアプローチ出来るのですが、直接目で見ることが出来ないため、根の部分が残っていると再発する可能性が高いというデメリットもあります。
こちらの除去費用は15万円~になっています!
この手術のイメージとしては、穴を開けたところへ細い管を入れてアポクリン腺などを掻き出しながら吸い取ります。
他には、皮下組織削除法という手術があり、こちらはカミソリの歯と、皮膚を抑えるローラーを組み合わせて作った専用の器具を使ってワキの下を1cmほど切開して皮膚の表面をローラーを転がしながら、カミソリで皮下組織ごとアポクリン腺などを削り取っていくという、想像するだけでも痛そうな手術となります!
この除去費用は、20~40万円で、回復するのに時間がかかるだけでなく、医師の高い技術が求められるため、下手をすると皮膚に穴が開いてしまうというデメリットがあり、書きながら想像するだけで・・・考えたくない状況になる場合もあるようです!
アポクリン腺を除去する手術はまだあります、次は超音波吸引治療法です!
ああ、こんなことまでしなければならないなんて、美しくなるのも本当に大変だと思わず記事をまとめながらヨロヨロっとしてきてしまいますが、こちらはまだなんとなく安心感が高そうな手術ではないかと思います。
細い管で掻き出すのではなく、超音波を使って、その熱でアポクリン腺などの汗腺を破壊してしまうという手術方法です!
こちらの除去手術のデメリットですが、、すべてのアポクリン腺を取り除くことが難しいということと、皮膚壊死や、やけどなどの合併症が起こる可能性があることです!
こちらの費用ですが、18~30万円となっています!
軽い症状の方にボトックス注射という方法があるのでこちらもご紹介しておきましょう!
こちらは、メリットもありますが、デメリットも多いと言われています。
においがやはり残ってしまうことや、切除するのではないので完治はしない、速い人だと3~4ヶ月で効果が感じられなくなる、使う薬剤によって副作用が起こる、トータルで考えると費用がかさむ。
これらがデメリットになりますが、メリットには次のようなものがあります!
● 多汗症に高い効果を発揮する
● 副作用が少ない
● ダウンタイムがほとんど必要ない
● 注射するだけなので傷跡が残らない
持続期間は、長くても半年~1年ほどで、手術時間は10分程度、通院も必要ありません、この手術の費用は10~15万円となっています!
一番安い費用で10万円からですから、そんなに気軽にポンっと出せる金額ではありませんし、デメリットもあります、もちろんメリットもありますが、もし、これらの手術を受けようと考えている方は、しっかりと情報収集をして、信頼できる医師を探し、可能な限り別の可能性も考え、さらに自分で出来ることもやってみる姿勢を持ちつつ、お金と医療に頼りっぱなしになるのではなく、自分の体ですから、しっかりと体にメスが入るんだという自覚を持って選んでいくことも大事になるのではないでしょうか?
一度出来た傷跡を消すことはそうそう出来るものではありませんし、デメリットを見ると、気持ちも揺らいでしまうかもしれませんが、やはり手術で除去をしようと考えた方は長い間悩んできたのではないかと思いますから、後悔しないように、医師としっかりと話し合い、決断を下すようにされてください。
というわけで今回のテーマは「アポクリン腺除去のデメリットは?手術費用はいくらくらいかかる?」でした。
<ブログライターkomichiからのお願い>
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