ヘナタトゥーとは?ヘナタトゥーが出来る東京のサロンは?
ブログライターkomichiです。
今回のテーマは、「ヘナタトゥーとは?ヘナタトゥーが出来る東京のサロンは?」です。
ヘナタトゥーとは、ヘンナという植物を使って体に模様を描くことを言います。
仕上がったときの色は、焦げ茶やオレンジ、茶色になります!
1~2週間ほどで自然に消えるので、手軽にタトゥーを楽しみたい方には便利な方法です。
ヘナタトゥーとは?
まずはヘナタトゥーに使うヘンナについて、どんな植物なのかをご紹介していきます!
科名はミソハギ科で、和名は指甲花、自生している地域は東南アジアや北アフリカ、インドなどの水はけの良い土壌で、日の当たる場所です。
正式名称は、ローソニア・イナーミスというペルシアの名前を持っていて、インドではヘンナのことを「メンディー」と呼びます。
成長すると3~6mに育つ自然の低木樹木で、花は4枚の花弁となっていて色は真っ白、幅は1cmほどの楕円形をしています!
この木に育つ葉っぱを粉にしたものが、ヘンナと呼ばれるものになり、これを使ってヘナタトゥーを人間の体に描いていきます。
このヘナタトゥーに使われるヘンナは、これらの地域で、古代から眉毛や髪、ひげや爪などの染料に使われてきたものです。
アラブ種の白い馬のたてがみを染めるのにも使われていたり、花から作られる精油「メンディー」は、香水として好まれて使われてきていて、アラブでは宗教的な祝祭に使われてきました。
ヘナタトゥーなどに使われる以外には、インドのアーユルベーダでは、切り傷や炎症、潰瘍などの治療に使われてきました。
脱臭、殺菌作用があるので、人間の水虫に使われたり、脇の消臭などにも用いられてきた植物です。
ヘンナには、タンニンと呼ばれる化学成分が含まれていて、ヘンノタニン酸とも呼ばれていて、これは出産のときの血液の不足や、天然痘、頭痛や大腸がん、ハンセン病などの症状を和らげてくれる植物としても医学的に用いられてきたのです。
そして、ヘンナの実は、通経済としても用いられてきました!
古代の人びとは、植物の力を上手に日常生活の中で活用して、美容や健康、女性の出産のときの助けなどに使ってきたのです!
和名の指甲花は、「爪の花」という意味があり、昔から爪の補強に使われてもきた、かなり人間の生活に密着してきた植物になります。
ヘナタトゥーの歴史はかなり古くからあるといわれていて、中近東やアジア、アフリカなどの地域で、女性の装飾として愛されてきたものです。
昔から用いられてきたヘナタトゥーのデザインは、かなり大胆なものが多くあり、インドでは結婚式&お祭りなどの、特別なときに花嫁や女性が、肌に入れてもらうのです!
かなり大胆なデザインなので一見驚くような模様が描かれるのですが、自然に10日ほどで消えてしまうので、一時的に気分の高揚や、普段と違う自分の肌を演出でき、楽しめるものとなっています。
ヘナは使う人が女性なので、結婚式などの時に用いるのには妊娠や出産という大きな変化のお守りという意味で用いられてきたのです。
一般的なタトゥーのやり方は、肌に彫り込み消えにくいのですが、ヘナタトゥーは先程から書いているように体の新陳代謝で時間の経過とともに消えていくというところが特徴になります。
古代エジプトの壁画には、そこに描かれている人の肌に、タトゥーを思わせる模様が描かれていることから、この時代からヘンナで体にタトゥーを入れる風習があったのだと考えられているため、そうなると、ヘナタトゥーはなんと8千年以上前からあったという話になるのです!
こんなにも古い時代から、人間の肌と親しんできた植物、ヘナの魅力は、古代人も理解していたということになりますので、科学が発展した現代でも、ヘナタトゥーやヘンナで髪を染めるという風習ややり方が残っているのは、非常に興味深い話でもあります!
インドなどではかなり一般的に浸透していたヘナタトゥーですが、第二次世界大戦後にはイギリスからの独立などに伴って、古くからの風習であったヘナタトゥーの文化を行う人たちは減ってきているといわれていますが、それでも根強く残っているのです。
インドでは次のような、ヘナタトゥーの傾向が見られるようです!
● 田舎のほうにヘナタトゥーをする人が多い
● お金持ちよりも貧乏人のほうがヘナタトゥーを施している率が高い
● 肌の色が濃い人のほうがやっている
ご存知の通り、インドはカースト制が色濃く残っています、そのため、ヘナタトゥーをやっているのは、この制度の中では身分が低い人が行うと考えればわかりやすいようです。
そして、インドでは、古来からファッションの一部として受け継がれてきたものがヘナタトゥーだと考えられるようです!
南西部に住んでいる、ティア・コンド族は、結婚相手の決まった女性の肌にヘナタトゥーを入れて、部外者からの誘惑を避けるためにこれを用いるといわれています。
インドでは、花嫁が肌にヘナタトゥーを描くのには、次のような意味があるといわれています。
「充実した幸せな結婚生活を送るためのシンボル」
これには理由があって、ヘナタトゥーを描くのは赤い色に染まるため、インドではこの色は「幸先が良い」ものと考えられていて、さらにはインドの花嫁が着るサリーは赤色を基調としたものが多いので、これに合わせてヘナタトゥーを描いていくのです。
宗教的には、ヘンナはガネーシャ(像の顔をした知恵の神)を祀るためにも使われてきました!
この神は、あらゆる障害を取り去ってくれ、結婚セレモニーの祝福をしてくれることを願って祀られてきました。
このような古くから人間の人生に密着してきたヘンナは、幸運と繁栄を象徴している植物であることが分かります。
ヘナタトゥーのやり方
それではここから、ヘナタトゥーのやり方をご紹介していきます!
東京でもヘナタトゥーをやってくれるサロンがありますが、後ほどご紹介していきますので、まずはどんなやり方でやるのかを見ていきます。
まずは、ヘナタトゥーを描く肌の準備が必要です!
清潔で温かい肌に描いたときに、ヘナタトゥーは最高の効果を発揮するといわれていますので、事前に石鹸で洗って乾かしておき、現代人がついつい塗ってしまうローションや日焼け止めクリーム、その他ボディークリームなどは一切塗らないようにしてください!
いろんなやり方があり、清潔にした肌にそのまま描くというやり方や、ヘナタトゥーを塗る肌に、事前にグローブオイル、ユーカリオイル、アーモンドオイル、オリーブオイルなどを少量パッティングしてから描くというやり方をする人もいます。
ヘンナを販売しているあるメーカーは、事前にオイルを塗る必要はないと表現していますが、オイルを事前に塗ってヘナタトゥーをするやり方を選んだ方の中には、こうすることで毛穴が開いて色が濃くなるのだと経験談を語る方もいるようです。
それではヘナタトゥーのやり方ですが、まずはヘンナをふるいにかけて、より細かい粉状態にしていきます!
こうすることで、不要なゴミや葉っぱなどの屑をさらに取り除く事ができ、描くときに使うコーンの絞りだす先が詰まってしまわないという利点がありますので、ご自身で行うときには、この一手間を忘れないようにしてください。
こんな感じでしっかりとふるいにかけておいてください。
太めの線でヘナタトゥーを描く場合は、これだけで下準備は整いますが、もっと細かい線を描いていきたい人は、さらに布などで濾していき、より細かい粉を作るようにすると、コーンの先が詰まらないので、繊細なヘナタトゥーを描くことが出来ます。
ストッキングなどを皿にかぶせてぴーんと張らせて、そこへヘンナの粉を乗せてスプーンでこすりながら濾していきます!
それではヘンナの粉を水などで溶いていきましょう!
人によってやり方は違いがありますが、一般的なヘナタトゥーをやるときの溶かし方です。
水と、レモン果汁、オイルを入れて混ぜ合わせます!
ヘンナの粉がダマにならないように、ふっくらとするまでしっかりと混ぜてください!
スプーンですくったときに、粉がもたっとするくらいまで混ぜるとおぼえておけばわかりやすいかと思います!
これをコーンの中に入れてヘナタトゥーを描いていくのですが、ぺちゃっとなってしまうくらい柔らかいと上手に描けませんので、もし柔らかすぎる場合は、粉を足して調整してください。
インドなどで花嫁の体にヘナタトゥーをいれるときのやり方は、水分の少ない粉を使って描くようです!
ヘンナと水だけを混ぜるだけでも使えるのですが、染色能力が十分に発揮されないという経験からの理解があり、人によっていれるものが違っているようです。
これを欧米ではレシピと表現していて、先ほどご紹介したレモン汁以外では、コーヒーや紅茶、いろいろなオイル、中東ではドライライム、インドではカテキューと、その土地で手に入るものを使ってレシピを作っています。
他には次のようなやり方で、ヘナタトゥーの粉を溶かし方法もあります。
● 赤身を出すためにローズヒップティーを使う
● グローブやサフラン、カルダモン、タマリンドパウダー、コーヒーなどを一緒に煮詰めて、最後にレモンを加える
● エスプレッソを使うと色が濃くなります
● 粘り気を出すために、砂糖やオクラ、米、卵を混ぜる
● 湧き水を使ったほうが、水道水よりも濃い色が作れるという経験談もあります
一般的な作り方は、やはり先程書いた、水とレモン汁を使ったやり方で、そこへ粘り気を出したい場合は砂糖を加えると簡単でシンプルに作ることが出来ます!
東京のサロンでもやってくれるところはありますが、絵に自信がある方は、やはり自分で作ってやり方を習得していくと楽しみが倍増するのではないでしょうか?
ヘナタトゥーをするために作ったヘンナの粉のペーストは、作ってから5~48時間はそのまま置いておき、すぐに使わないようにしてください。
手の甲などは比較的色がつきやすいのですが、腕などの色のつきにくい部分は、この置いておくというプロセスを省くと色がつかない場合もあるので、注意してください!
個人的にも、髪にヘンナを塗っていた時期がありますが、髪に使う場合も、ぬるま湯で溶いた後は一晩おいてから使っていました、こうすることで効果がしっかりと出るとのことだったので、一手間になりますが、出来れば時間を置いて使うようにしてください。
ヘナタトゥーを行うためには、溶いた粉をいれるコーンを用意する必要があります。
市販で売っているものを購入してもいいのですが、自分で作ることも出来ます!
透明の大きなチャック袋を用意して、写真のように切り分けて円錐コーンは丸めて使います。
切り取って丸めます
作るのが面倒なら、こちらの市販のものを使うと便利です!
コーンを作る場合は、ヘナタトゥーを描くときに自分が持ちやすくてペーストが垂れてこないように作るのがポイントです!
スプーンでペーストを少しずつ入れていき、時々上下に振って下まできちんと入るようにしながら、半分から7分目ほど入れたらしっかりと口を閉じてテープなどで止めて使います!
手作りの透明チャック袋などを使うときは輪ゴムで止めても大丈夫です!
やり方は、先端に1mmほどの穴を開け、絞り出しながらヘナタトゥーを描いていきます!
出来るだけ湿度の高い部屋で描くことがポイントになり、毛穴を開くことでヘンナが皮膚に浸透しやすくなります。
間違えて描いたところはすぐに拭き取れば大丈夫ですし、細かいところを描く場合は、綿棒やオレンジスティックなどを使って修正してください。
より細かいところを描く場合は、爪楊枝が便利です!
初めてヘナタトゥーにチャレンジする場合は、すべての準備が出来てから、肌に直接描くのではなく、紙に描いてみて感触を確かめてみてください!
ペーストが適度な水分を含んでいて肌に長くついていればいるほど発色が良くなると覚えておくと目安になります。
人によるのですが、放置時間はだいたい2~8時間ほどだといわれていて、濃い状態を保ちたいのであれば、長く放置するほうがいいようです。
ベテランになると、そのまま眠ってしまうという強者もいるようです、この場合はトイレットペーパーで描いた部分をぐるぐる巻きにして、さらにサランラップを巻いて寝るようです!
やはり、寝る前に描いてそのまま眠ってしまうのが一番ラクな方法になります。
次は剥がす時のやり方です!
まずはヘナタトゥーを描いた部位全体にたっぷりとオイルを塗りこみます!
手、爪、バターナイフの背の部分、カードなどを使って落としていきますが、水や石鹸を使うのは避けたほうがベターです!
仕上げに再度オイルを塗りこんで完成です!
出来れば落としたあと24時間は水に濡らさないようにしたほうが色落ちを避けることが出来ます。
ヘナタトゥーは、剥がしてから1日経った後が一番色濃くなっていると言われていますが、これはその人の肌質などが関係しているので、かなり個人差があると言われていますので、目安と捉えてください。
描いた部分に毎日オイルを塗るとデザインが長持ちするといわれています。
色が薄付きだなと感じた場合は、3日間ほど連続で同じプロセスを繰り返すと、いい感じに仕上がるようです。
東京にあるヘナタトゥーのサロンをご紹介
ここからは、ヘナタトゥーが東京で出来るサロンをご紹介してきたいと思います。
自分の力でやり方を覚えて行うのもいいのですが、例えば背中や肩、他の体の部位など、個人では描きにくい部位にヘナタトゥーを入れるなら、サロンでやってもらったほうが簡単です!
それでは、東京でヘナタトゥーをやってくれるサロンをご紹介していきます!
まずは東京都江戸川区でサロンをやっているガレイ・ラガーナというお店です!
https://ameblo.jp/loveasianfashion/
こちらの東京のサロンは、女性限定で行っていて、自宅でサービスを提供しています。
サロン名の由来は、ヒンディー語で「ぎゅゅっと抱きしめる」という意味があるそうですが、こちらは直接連絡してから場所などをお伝えするシステムとなっています。
他に東京でヘナタトゥーが出来るサロンは、国分寺にある「mehndi208」です。
こちらも女性のみの施術をするサロンとなっていて、描いてくれるのは同じ女性です!
場所は、JR国分寺駅から徒歩6分にありますが、連絡をした人にしか住所は教えていないようです。
次は神楽坂にある、「インド雑貨専門店CICI!(ジジ)」です。
https://www.cici.jp/shop/ws-mehndi.html
こちらの東京のサロンは、施術はもちろんですが、講座などを開いていて、自分で独立開業を目指す人へ指導を行っています!
CICI本店の住所:東京都新宿区神楽坂4-6 神楽坂館Ⅱ(3F) TEL:080-3150-6966
神楽坂スタジオ:東京都新宿区神楽坂3-6 神楽坂館(4F) TEL:上と同じ
東京にもヘナタトゥーをやってくれるサロンは増えているようですが、まだまだそれほど多くないようです!
次にご紹介する東京のサロンは、週末限定で開店しているお店となります。
「メヘンディアート結染」
こちらはスクールなどを開催したり、イベント出張などもしています。
調べていくと、東京でサロンを開いている方よりも、出張などでヘナタトゥーをやってくれる人のほうがどうやら多いようです!
次は東京の世田谷で、完全予約制でサロンを開いている「蓮の香(HASUNOKA)」です。
https://www5f.biglobe.ne.jp/~aip/
東京の五反田にあるサロンは、ジェルネイルなども一緒に行っています。
「TrueClors」
まだまだそれほど多くないようですが、今後は、エステサロンや美容院などでもサービスが広まって、東京で気軽にヘナタトゥーなどが受けられるようになるといいですね!
すでに書いてありますが、個人的に髪のヘンナ染めのやり方は経験していますが、ヘナタトゥーはやったことがありません、東京でサロンもあるようですから、機会があればと思いますが、いろんなものが世の中にはありますね!
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