日本で起きた過去の歴代大型台風は?
ブログライターkomichiです。
今回のテーマは、「日本で起きた過去の歴代大型台風は?」です。
2016年は、台風が過去に比べて多い、被害が大きいと感じている人もいると思います。
今回の記事では、日本で、過去に起きた歴代の大型台風についての情報をまとめていきますが、何故台風が起きるのかといった基本情報もみていきます!
日本で起きた過去の大型台風は?
まずは、台風が発生する理由についてみていきながら、過去に日本で起きた大型台風の情報をまとめていきます!
台風とは一体なんでしょうか?
日本で、過去にも大型台風が何度も起きてきましたが、台風とは熱帯の海の上で生まれた低気圧のことを指します!
この、熱帯低気圧のうちの、最大風速(10分間平均)が、およそ17m/s以上のものを、台風と呼びます!
日本で起きる台風以外では、海外基準では、国際的な取り決めとして、一分間の最大風速が33m/s以上のものを、タイフーンと呼んでいます!
台風の仲間の熱帯低気圧は、世界のさまざまなところで生まれていて、どこに存在しているのかで呼び名が変わってしまいます。
海外では、ハリケーンと呼ばれる災害が発生することがありますが、これは、どこに存在しているかで名前が変わってしまうのです。
最大風速が33m/s以上の勢力を持った台風が、東経180度よりも東に進んだものをハリケーンと呼びます。
最大風速が17m/s~22m/s未満の台風はトロピカル・ストームと呼ばれていて、22~33m/sのものは、シビアトロピカル・ストームと呼ばれています。
日本では、過去に歴代大型台風が起きてきましたが、毎年気象庁が、1月1日以降に、台風が発生した順番に番号を付けてきました。
歴代の大型台風で、日本で起きたものについては、上陸地の名前を付けることもあります。
2000年から、日本などで起きた台風はアジア名が使用されていて、これはアメリカとアジア各国が構成した台風委員会が決めたものになります!
日本でも頻繁に起きている過去の歴代大型台風で、多くの死傷者も出ているこの台風は、一年中熱い熱帯地方の北緯5度~20度くらいの海上で最も発生する率が高くなります!
では、何故このあたりで、台風が発生しやすくなるのでしょうか?
実は、このあたりの海は、他の場所と比べて海水の温度も高く、雲も多く、日本で台風が発生するための渦を巻く力もあるからです。
台風のエネルギー源は一体なんでしょうか?
熱帯の海上に、空気の渦が出来ると、その渦の中心に向かって沢山の水蒸気を含んだ空気が流れ込んでいきます。
こうなると、上昇気流が生まれてくるのです!
そして、雲が作られていき、積乱雲にまで発展し、雲が出来るプロセスで水蒸気が水粒に変化していくのです!
そうすると、とても多くの熱を放出して、この熱が周囲の空気を温めて、上昇気流がさらに強くなっていくのです。
これがどんどん繰り返され、最終的に大きな渦が生まれ、これが熱帯低気圧と呼ばれるもので、これが発達していくことが台風の発生となるのです。
日本で、歴代大型台風などが発生してしまう原因は海にあります!
海から放出されている、人間が理解できないほどの莫大な水蒸気が台風のエネルギー源になるので、大陸では熱帯低気圧は出来ないのです!
タイフーン、サイクロン、ハリケーンと、名前の違う、結果的には自然災害の言葉の定義の違いは一体なんでしょうか?
すでに書いてる通り、要は発生する場所が違うのです。
タイフーンは北太平洋で発生するもので、ハリケーンとは最大風速が毎時64ノット(74マイル・119kn)のものをいいます。
サイクロンは、熱帯低気圧のうち、インド洋北部&南部、太平洋南部で発生するものをいいます。
トルネードというものもありますが、これは、積乱雲の下で、地上から雲へと細長く伸びている高速の渦巻状の気流のことで、上昇気流を伴うものになります!
過去にも歴代の大型台風が日本で何度も起きていますが、台風は回転する巨大な空気の渦巻きになります。
一般的には、四季がある日本で起きる大型台風を含めた台風は、8~9月に発生すると考えられていて、経験則でも、日本人はそう感じていたと思いますが、近年この概念が大きく崩されているほど、自然災害の時期がずれたり変化しています。
これは、エルニーニョ現象が関係していて、地球規模の気象変化が起こっていることが原因になります。
えっと、エルニーニョ現象ってなんでしたっけ?
これは、太平洋赤道域の日付変更線付近から、南米沿岸にかけて海の水温がいつもの年よりも高くなり、この状態が1年続くことをいいます。
同じ海域で、海の温度が平年よりも低い状態になることは、ラニーニャ現象と呼ばれています。
これらは、数年に一度発生します。
エルニーニョ現象が起こる本当の原因については、未だに解明はされていません。
気象庁が発表した話に、エルニーニョ現象の影響で、日本が冷夏になって、梅雨の後半に雨量が多くなることで台風がどのような影響を受けるかというと、次のとおりになります。
● 台風の寿命が長くなり、中心気圧が低くなる
● 発生する時期が、南東よりにずれてしまう
● 7~9月に発生する台風が少なくなる
日本で、過去最大となる歴代大型台風と呼ばれるものは一体どんなものがあったのでしょうか?
科学がこれだけ発達した2016年現在でも、発生すると死傷者を出してしまう大型台風の、過去歴代と呼ばれるものは、次のものになります。
● 枕崎台風
● 室戸台風
● 伊勢湾台風
これは、昭和3大台風と呼ばれていて、なんとそれぞれ9月20日前後に来ているのです!
枕崎台風は、1945年9月17日に上陸、最大瞬間風速は75・5m/s、最低気圧は910hpa、このときの死者はなんと2,473人、行方不明者は1,283人、負傷者は2,452人になります。
この台風は、歴代の過去の日本の大型のものの中でも、丁度時期的に戦後だったため、戦争の影響で山が乱伐されていたことが影響し、山肌がもろくなっていたことも、被害の拡大を強めた面があると言われていて、西日本だけの被害ではあったのですが、原爆を落とされた広島などにも2,000人の被害が出たと言われています。
台風16号と名付けられ、鹿児島県枕崎付近に上陸をしました!
日本で過去に起こった、歴代大型台風の室戸台風とは一体どんなものだったんでしょうか?
これは、1934年9月21日に起こったもので、高地県の室戸岬付近に上陸、その後、関東や東北地方に移動しました。
最大風速は60m/s、最低気圧は911・6hpa、死者2,702人、行方不明者334人、負傷者は14,994人という数でした!
過去に日本で起こった、この歴代の大型台風は、それまで被害を受けたことがなかった京都や大阪の建造物に被害を与え、なんと津波で海水は大阪城にまで到達し、かなりの浸水被害をもたらしたと記録されています!
伊勢湾台風は、1959年9月26日にやってきました!
こちらは台風16号で、和歌山県潮岬付近に上陸、山間部で広範囲に雨が降り、大規模な浸水被害が発生、岐阜県を横断し、富山県を抜けるまでの間、民家、そして建物の被害は83万件を超えました。
最大風速75m/sで、最低気圧は895hpa、死者は4,697人で、行方不明者は401人、負傷者は38,921人と、かなりの被害が出ています!
日本で過去に起こった、歴代の大型台風はこれらになりますが、この記事を書いている2016年は台風が数多く発生しています!
8月に発生した台風10号は、実はこの、昭和三大台風よりも規模が大きなものだったと言われています。
そもそも、この台風自体が、過去の歴代大型台風と違う、異例な進路を進んだのです。
19日に、八丈島の東という高緯度で発生した台風10号は、同じ時期に発生した兄弟台風の、9号や11号に進路を阻まれたこともあり、日本の少し南を南西に進んでいくという一般的な台風とは逆行する形をとって進んでいきました!
歴代の大型台風よりも大きかったと観測された台風10号は、日本の南大東島(沖縄本島の東350km)あたりまで進んで、ウロウロしたり、停滞をしていたのですが、まさにUターンで、進路を急転させていったのです。
日本の千葉県の房総半島まであと200kmのところで発生した大型の台風10号は、海面水温の高い海域を、かなりの時間をかけて南下したため台風のエネルギーとなる水蒸気をたっぷりと受け、非常に大型の強いものとなったのです。
そして、どうなると、多くの人の目を釘付けにしながら、この大型台風10号は、30日の午後6時前に、岩手県大船度市付近に上陸、実は、日本で発生した台風が、東北地方の太平洋側から上陸するのは、1951年の観測開始以来初めてのことになります。
東北地方に大きな爪痕を残した、災害にもなってしまったこの大型台風10号は、歴代のものからさらに記録を更新していき、日本に大打撃を与えてしまいました。
2016年は、これらの台風の影響で、日本では野菜がやられてしまい、農家の方も大変な目に遭ってしまいました。
自然災害ではありますから、誰にも文句は言えませんが、農家の人、そして被害に遭われた人たちにとっては、怒りや悲しみをぶつけるところがないわけですから、大変だったと思います。
天気図だけを見ると、まさに歴代の大型台風に比べて、とてつもなく大きかった台風10号が、日本列島すべてを飲み込んだ様子だったことから、かなり驚かれた方もいるようです。
日本終わった・・・と思った人もいたようで、生きていられるかどうかといった思いを持った人もいて、なんとか通り過ぎていき、日本は存続しているのでこの記事を書いていられるで、台風10号に飲み込まれることなく、個人的には無事でいられましたが、被害の拡大はすごいことになってしまったようです。
まさに2016年も台風の多い年となってしまい、日本で被害が拡大していったのです、まさかの歴代大型台風を上回るものが発生するとは思いませんでしたが、ある説によると、台風が起こるのは、女性が怒っているからという説があり、自然災害=女性の怒りが大爆発しているという見方も出来、そういう面から見て、男性が女性に楯突くようなものの言い方や態度を取る事自体、このような台風に悪態をついていることと同じだという認識が、少しずつ日本のなかに広がりつつあるという話もあって、なるほどな、女性の怒りって、たしかに吹き荒れる・・・と妙に納得してしまいました。
自然災害ではありますが、被害に遭われた方には、心から御見舞を申し上げます。
10号は上陸しなかったのですが、今後、北海道の農家の方も、来年以降畑が戻るかどうかと呟いていらっしゃったほど深刻な自体となっているのです。
しかも、北海道に3つの台風が上陸するのは観測史上初めてだったのですから、どれほど大変な自体だったか理解出来ます!
ちなみに、この台風10号の上陸で、8月に4つの台風が日本にやってくるのは、統計によると1962年の一度きりなので、54年ぶりとなったのです。
この歴代の大型台風の記録を塗り替えた10号は、ライオンズロックと名付けられました。
海外で起きた過去の大型台風は?
1842年以降に観測された、すべての熱帯低気圧の進路を示したものが、下の地図になります。
米国海洋大気象(NOAA)が、ひとつのデーターベースにまとめていて、観覧は自由に誰でも出来ます。
これを見ると、世界の嵐の進路の重なりが、西太平洋や北インド洋で多いことが分かります。
東半球では、強い嵐は、フィリピン近くに最も集中しているそうです。
世界の災害で、サイクロンの最悪な被害をもたらしたものは、1970年11月12日に東パキスタンのボーラ地方(現在のバングラデシュ)と、インドの西ベンガル州を襲ったサイクロンで、最大で50万人にという犠牲者を出したといわている、史上最悪のものがあります。
最低気圧が966hpa、最大風速57m/s、タズムッディンでは、人口の167,000人のうち、なんと45%の人々が亡くなったというのですから、どれほどの規模の災害だったのか、この情報で理解できます。
アメリカのハリケーン被害で、非常に大きな被害をもたらしたものは、有名なので多くの方がご存知だとは思いますが、2005年8月末に起こった、アメリカ南東部を襲ったカトリーナになります!
これは、死者が1836名、被害総額は1080億ドルにものぼり、甚大な被害をもたらしたのです!
このハリケーンは、ニューオリンズの8割を水浸しにしてしまい、様々な混乱を招いたのです。
実は、ルイジアナ州には、低所得者が数多く住んでいました。
そのため、政治的優先度が低い地域だったことも、被害の拡大や、その後の避難場所の状況が劣悪になった理由のひとつだと言われています。
4万人の被災者が避難したスーパードーム、コンベンションセンターなどの屋根の一部は、ハリケーンで吹き飛ばされ、トイレは水が逆流、エアコンもなく、電気も足りなかったため、非常に大変な思いをしたそうです。
しかも、救助が遅れたため、さらに被災者にとっては大変な状況になってしまったのです。
一刻も速い救助が必要な人たちが数多くいたのに、丁度アメリカ軍は、イラク戦争に派遣していた人が多かったため、ルイジアナ州の州兵が6000名しか派遣できなかったのです!
当時のブッシュ大統領は、ハリケーンカトリーナが上陸するという情報を事前に知っていたにも関わらず、なんと、休暇で自分が所有する牧場にいたといいます。
これらのすべてが最悪の結果に繋がったのですが、現場では、進まない救助などの影響から、デマが飛び交い、どんどん拡散されていきました。
一体どんなデマが広がったのでしょうか?
● 赤ちゃんがレイプされている
● スーパードームにはギャングのメンバーが数百人いて、レイプや殺人を犯している
● 飢えた黒人被災者が死体を食べ始めた
驚くようなデマが広まっていったのですが、この自体を次第に収束させていったのは民間団体でした!
現地のプロテスタント教会や、救世軍などが活躍をし、デマが広がる現場を、なんとか鎮めていきました。
ニューオリンズは、全米最大の貧困地帯であり、黒人や被差別層が多く住んでいたことも、これらの混乱がすぐに政府によって収束されなかった原因の一つであり、このハリケーンカトリーナが、ブッシュ政権の致命傷となったのです。
最大風速は78m/s、最低気圧は902hpa、特に甚大な被害があったのは、ルイジアナ州とミシシッピ州、アラバマ州で、ニューオリンズの被害は非常に深刻だったのです。
アメリカのハリケーンは、非常に強い自然災害になります、日本のように狭くないため、やはり大変だったのではないかと思います。
台風や地震の災害から学べることとは?
近年、日本でも大型の地震が発生し、多くの被害をもたらし、被災者がその後の暮らしに困る状態となっている地域もあり、そこへこのような歴代の大型台風よりも大きな台風10号のような自然災害が起こっています、一体私たちはこれらの災害から、どんなことを学べばいいのでしょうか?
まず、被災者となった方は経験を知恵に変え、それを情報発信していき情報を共有、そして受け継ぎ、次の世代へと伝えていくことが重要です!
行政なども、ハザードマップの整備や、河川の監視強化などの対策をしていますが、やはりそれだけではすべての自体に完ぺきに備えることは難しいのが現状です。
地域のそれまでの災害の情報を集め、整備しながら過去から学び、もし災害が起こったときに、どのように行動するのか、一人ひとりが学んでいくこと、教育をすることも重要なポイントになります!
例えば、冠水しなかった場所を伝える、どこの道を使って逃げられるのかなど、経験から理解されてきた情報を共有しながら、もしまた同じような台風がやってきたときに、どのような対処をすればいいのか、知識として理解しているだけでも、命を守ることが出来たり、逃げるタイミングが分かったりします。
個人的にも東日本大震災を経験しましたが、事前の準備、飲水とか食べ物を用意しておくとか、停電したときのために、ろうそくをしっかりと用意しておく、家族との連絡のとり方を事前にみんなで確認して、災害時にどこで会うかも決めておくなど、災害が起こる前に、出来ることは色々とあると強く感じました!
あれから、ネット上などにも、災害に備えて、便利に使えるサイトなども数多く登場しています。
これらをダウンロードしておいたり、情報をチェックできるところを事前に調べて、いつでも開けるように用意するなどの対処も重要です。
地震、台風などの自然災害の場合、出来る限り情報を入手しているほうがより安心でもあります、これらの準備を怠らないようにして、備蓄食料、そして逃げるときの荷持をまとめておくなど、出来ることはいくらでもあります。
台風や地震などの自然災害から学べることは、やはり家族が大事であること、情報をより性格に把握しておくことの重要性、いつでも逃げられるように専用のリュックに荷物をまとめておくこと、もし、ペットと一緒に暮らしている人がいるなら、置き去りにしなくていい方法などを事前に考えておいて、家族間でもしものときの対処法を考えておくことも重要だと考えられます。
なにはなくとも自分や家族の命を守ることが重要です!
他人事として考えるのではなく、自分の身にも起きる可能性があることをしっかりと理解し、事前に準備する大切さは、東日本大震災のときに、しっかりと学べたと思っています。
今回は、日本で起きた、過去の歴代の大型台風はどんなものがあったのか海外は?災害にあったとき、どんなことを学べるのかといった情報を中心にまとめていきました。
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