ブログライターkomichiです。
今回のテーマは、「人間観察が趣味の人は性格が悪い!?人間観察力を上げて仕事に活かす方法」です。
人が行き交う街のガードレールに座り、ぼぉーっとしているフリをして人間観察をしている人をたまに見かけることがあります。
どこで誰がどんな目的で観察をしているのか分からないけれど、一定数そんな趣味を持っている人がいることは確かなようです。
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人間観察をする人は性格が悪いの?
昔の友人で、やはり定期的に街に出ては人間観察をしている人がいましたが、その人が言うには「人間観察が一番おもしろいよね!」でした。
だからこそ、眺めていると飽きないだけでなく、いろんな刺激を受けるので楽しいんだとも話してくれました。
それでは、そもそも人間観察とはいったいなにかといった話から理解を深めていきたいと思います。
言葉の通り、人間を客観的に観察をしていく作業になります。
そして、しっかりと本気度が高めでこれを行っている人は、他人からじろじろと人を見ているという感じには見えないというのも特徴の一つになります。
よく、年配のお姉さまの中に人をやたらとジロジロ見る方がいますけれど、人間観察が上手な人は他人からそんなふうには見えないので、意外と風景の中に上手に溶け込んでいて観察している人を不快にさせないのです。
ファッションや音楽、文学などが好きな方の中にも、こういった趣味を密かに持っている人もいますけれど、そういう人の話を聞くと感性を磨くのに意外と役立つという答えが戻ってきたことがあり、なるほどと感心した覚えがあります。
メイクやファッションに強い関心を持つ人は、街に出て歩く人達の容姿などを観察して学ぶことも出来ますし、そんな着こなしやメイク方法があるんだと目からウロコが落ちることもあるでしょう。
一見清潔そうな風貌の人をなんとなく人間観察していると、趣味が悪いなと感じる言動が見えてきたり、人を見る目を養うこともできるので、若いうちから悪気のない、趣味的な気持ちと人から学びたいという崇高な感覚から行うであれば、なんらかの勉強にもなるので面白いのではと感じられます。
ただ、もしあなたがこんな趣味を持っているとしたら、公言するのは控えたほうが無難でしょう。
そもそも、そんなことを言いふらす必要もないだけでなく、わざわざ人から怪しい人だと思われる言動をすること自体ナンセンスです!
一般的には、こんな趣味を持っていると言うとドン引きされるのがオチになりやすいですから、自ら墓穴を掘るようなことは控えたほうが安全です。
それでは、人間観察をする人は性格が悪いのでしょうか?
どういう思考でこれを行うかによるのではと考えられますが、あなたはどう思いますか?
自分の人生の幅を広げたり、人に対する興味を持ち続けることで深みとなったり、仕事にうまく活用できるのなら、性格が悪いというふうには捉えられないとも考えられますし、人のふり見て我が振り直せ的な発想から、意地悪な目線で眺めているのならあまりいい感じは受けませんよね。
ですから、このような趣味を持っているから一概に性格が悪いと言い切れるわけではないのでは?
人間観察力を上げて仕事に活かす方法は?
営業をやっている人の中には、洞察力を高めるために普段から人を眺めて理解力を深めることを無意識でやっているという方もいるようですから、意外とこの趣味は仕事に活かすことができる方法としては一役買ってくれる場合もあると考えられるようです。
では、どんなふうにすれば上手に活用できるのでしょうか?
➀ 普段から多くの人たちの言動に興味を持って観察を続けることで、どんな考えや感覚、好みや感情を人々は持っているのかという視点から物事を眺められるようになるので狭い世界で物事を判断するような生き方や仕事のやり方を避けられる
➁ 違う視点を取り入れやすくなり、考え方が柔軟になることで人との衝突を避けることができるようになる
➂ 自分の考え方に固執しなくなるので、生きやすくなることで仕事によるストレスを軽減できる
➃ 画一的なものの見方をしなくなるので、多様な価値観を理解することが出来、アイデアがどんどん湧いてくるようになる
➄ 人に対する気配りや思いやりをどんなふうに表現すればいいのかわかるようになるので、人間関係がスムーズになる
➅ お客様自身が気づかないけれど、本来こんなふうに感じているという面が見えてくるので、的確な解決策などを提示できるようになり役立つだけでなく感謝されることにも繋がりやすい
➇ 相手の立場に立って考えることができるので、仕事に活かす場合非常にスムーズな対応ができるようになる
➈ 自分だけの価値観や先入観でお客様と接することをしなくなることで、相手の要求とのズレがなくなりお互い気持ちよく過ごせるようになるので仕事が捗るなぁという感覚を持つことができる
➉ 洞察力を身につけることができ、目には見えない情報を推測することができるので本質を見抜けるため、相手の満足度が高い提案ができるようになる
こんなふうに、一見趣味が悪いと思われがちな人間観察は、やってみると仕事にこんなふうに活かせるので、上手に使えば仕事がはかどってストレスも軽減でき、人との関係性も良くなり、楽しい日々を送りやすい学びの方法でもあるのだなあと感じられますね。
そもそも、仕事でストレスを強く感じたり、お客様との関係が上手に築けなかったりする背景には、自分の勝手な思い込みがあるという面があるのは否定出来ません。
よく、ネット上で炎上するような話は、自分の感じ方や考え方だけが正しいんだ、これが常識でしょうという強い思い込みがたっぷりと練り込まれている場合が多いので、こういった泥沼にハマるような生き方から遠ざかることができるのも、人間観察力をあげる醍醐味なのではないでしょうか?
人間一人の経験や学びだけで分かったような気になるのは、やはりいろんな面でイタい人だと思われがちです!
広い宇宙の中で、たったひとつの可能性だけしか信じないなんて、もったいないですよね!
仕事ができるとか出来ないという前に、人としてこういった思考で生きているとしんどくなりやすく、人間関係もこじれやすくなったり、物事がうまくいかなくなったり、非常に大きなストレスを感じながら生きることになり逆に損な人生になりがちです。
もっと多様な世界観を受け入れて、人に興味を持ち、相手を不快にすることなく上手に人間観察を行うことは、見方を変えれば非常に素晴らしい趣味とも言えるのではないでしょうか?
なぜなら、感性を磨いていけばいくほど、見える世界は広がっていき、理解度は深まり、可能性は広がり、こうでなければといった狭い世界に閉じこもっていなくても良くなり、自由で柔軟な生き方が見えてくるので、人生が輝いて見えてくるからです。
なんだか人生がうまくいかない、いつもつまんない、いいことなんてないよ、人間関係がしんどい、こんなふうに感じてしまいがちな人は、思い切って街に出て、ジロジロではなく、なんとなく風景に溶け込むように人を淡々と眺めてみてはいかがでしょうか?
最近、こんな経験をしたのでご紹介したいと思います。
私の周囲には、「昔の人はえらかった、ことわざはすごい、昔の人の言葉は本当だ」というのが口癖の方がいらっしゃいます。
あえて本人にツッコミは入れませんが、心の中でいつも、「物事や可能性は一つじゃない、たしかに昔の人の言葉は当たっている面があるけれど(例えば先程書いた、人のふり見て我が振り直せなど)、外れている場合もたくさんあるのになぁ、学ぶべきことは確かに多いけれど、それを自分の意見のように言いふらすことで、本人が損していることになるのになぁ」と感じることがあります。
私が好きな映画に、「グッドウィルハンティング」というマット・デイモン主演の作品があるのですが、この映画の中のとても好きなシーンを、この方の言葉を聞くたびに思いだすのです。
そのシーンとは、女の子を口説くために、学生が過去の偉人の言葉を引用して、それをあたかも自分の言葉のように話ているのを聞いて、マット・デイモン演じるウィルがこう話します。
「俺は自分の頭でものを考えている」
最近見た、台湾ドラマの「華麗なるスパイス」の中で、死んだ父親のレシピノートが手放せない女性にこんなふうに話すシーンがあります。
「それは過去のものだ、俺達は生きている」
素晴らしい人や偉人や、尊敬したい亡くなった人はだれにでもいるし、どう感じていようとも人それぞれです。
人間観察が趣味の人は、こういった面を見ながら性格が悪いのかどうか考えたとき、個人的にはご紹介した話しと合わせて、今を一生懸命生きている人だという発想も出てきませんでしょうか?
過去の偉人の話も素晴らしいけれど、占星術では世界は地の時代から風の時代に変わったと言われています。
ことわざで表現できる世界観もまた変化していくのがこの世界ならば、一つのことが素晴らしいということも大事な発想ではありますけれど、多様性のある時代を生きるわたしたちは、もっとこういった世界観を受け入れて自由度を高めて生きていけたら楽しくなりませんか?
そのためにできるお手軽な趣味が人間観察でもあるのなら、ちょっと今から街に出てやってみてもいいかも!
現代ではネットでさまざまな情報を手に入れることもできるので、家でゆっくりとウォッチングするのも手ですね。
今回は、「人間観察が趣味の人は性格が悪い!?人間観察力を上げて仕事に活かす方法」をお届けしました!